こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。
柑橘類がゴロゴロと出回っている今日この頃ですが、現在ネット通販およびマルシェで大人気!愛媛県から届いた、甘平(かんぺい)という柑橘を今日はご紹介したいと思います。
初結実から20年近く経過して驚きの新事実が判明
柑橘を多く生産している愛媛県で甘平(かんぺい)は開発されました。愛媛県立果樹試験場において1991年春に「西之香に不知火(しらぬひ)」の花粉を交配し、その後いろいろあって(割愛)1997年に初結実した割と最近の品種です。
ですが、なんと…!20年近く経過して新事実が判明!
育成元である愛媛県立果樹試験場によるDNA鑑定(2014年)の結果、なんと甘平(かんぺい)は「西之香にポンカン」が交配してできた柑橘だった事が判明したのです。これには関係者一同、ビックリ!当店をはじめとした通販サイトや、その他関係各所のサイトでは一斉に修正作業が行われた事でしょう…ふふふ…。
甘平(かんぺい)の特徴は、プチプチ!と弾けるツブツブ食感を楽しめる柑橘だという事です。
この食感が多くのファンを獲得している理由のひとつなのですが、同時にこの粒ギッシリな性質が栽培の難しい点でもあるのです。一粒一粒が際立っており、どこか八朔や文旦などに近いシャキっとした食感。内皮は薄くそのまま食べられ、ツブツブが弾けるたびに 甘~い果汁が飛び出します。
外見がやや扁平で、高い糖度を誇ることから名付けられた「甘平(かんぺい)」。なんだか人の名前のようですが、覚えやすいユニークな名前ですよね。クエン酸含有量も低いので、とにかく濃厚で強い甘さを感じます。また、種もほとんどありませんので、とっても食べやすいんですよ♪
この時期の高級柑橘、せとかに匹敵するほどの美味しさとも言われている甘平。愛媛県のオリジナル品種であり、愛媛県でのみ(主に宇和島市、伊方町、八幡浜市など)栽培されている事と、生育過程で破裂しやすい傾向を持っており栽培が難しい事が、甘平の希少価値を高めているようです。
2月下旬頃まで出回り、まさに今が食べごろを迎えている甘平を是非お試し下さい!\(^o^)/
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