金沢おでん放浪記 若葉編

井上です。

夏を目の前にした6月でも不思議とおでんはうまい。
冷房が効いた店内で冷たいビールを飲みながら、温かいおでんを食べるというのは、なんかこう身体も「どっちにしたいの?」とか言いだしそうな気がするよくない食べ方かもしれませんが、でもうまい。
サウナの後の水風呂に近いのだと思います。

本日は若葉さん。

同席して下さった方が「まず適当に盛り合わせでお願い」と言うや否や、
いや、やっぱり大根は人数分欲しいなとオーダーが入り、その隣の人がここのつみれは食べてというのでそれも人数分、そして私が車麩を食べたいというと、やっぱりそれも人数分になり、どて焼きと、スジもという事になり、最初の盛り合わせは無くなりました。なんだそりゃ。

 

手前の大根は芯まで良く煮えている。上に乗ってるのは甘めのミソ。

 

ここの車麩は真ん中にうずらの卵が入っていてとても可愛い。

 

これはスジ。お腹が減っているときはこういうガツンとしたものも食べたくなる。

 

どて焼き。たっぷりの葱とみそだれで食べる。これもガッツリ。

 

先日その味に目覚めたばかりの「ふかし」は、やっぱりおいしい。この食感が好き。

 

そして、やっぱり梅貝が無いわけにはいかず注文し、なんとなく食べたくなった蛸も。

梅貝の肝を食べていると、明日は二日酔いになんかなるものか!という気にさせてくれますね。

金沢おでんは、90年近い歴史を持つお店もあるほど、昔から親しまれてきた味です。
市内の創業50年以上の老舗でつくる「金沢おでん老舗50年会」によると、金沢おでんの条件は、おでん種に地元、金沢の食材を使っていること。
もうひとつは、冬季に限定せず1年を通して食べられること、です。市内には、おでん専門店や年中おでんを出す居酒屋などが多数あります。
春夏秋冬、いつでも楽しめるのが金沢おでん。オシャレで派手さのある金沢の街に良い感じで溶け込んでいます。
金沢の駅中にも2件あるので、是非一度寄ってみてください!