2024年6月20日 山形のサクランボはほぼ終了。やまがた紅王 大玉コンテスト開催

こんにちは、赤羽です。

6/20に山形県のさくらんぼ農家に行ってきました。写真は終わり際の「紅秀峰」です。この日は、山形県の最高気温は34度にもなっており、東京よりも明らかに暑かったです。例年なら6/15~25が佐藤錦のピークなのですが、すでに佐藤錦は6/20には全て終了。聞くところによると、佐藤錦の後に出てくる「紅王」、7月が本番の「紅秀峰」もほぼ終了という異常事態でした。実際にほとんど木に実がなっていないのです。

農家さんが1本だけ持っていた「やまがた紅王」の木には、雨不足と高温でしおれてしまった「やまがた紅王」が沢山ありました。ちょうどこの日は、お客様に販売していたさくらんぼが、なかなか集まらなくて、東京の仕入先からも「ギフト用のさくらんぼが全くなくて集まらないかもしれません。」との電話が何件か入りました。私は農家さんの前で現物を見ていたので状況は良くわかりましたが、ここ4年ほどは特にさくらんぼは難しい状況が続いています。例年より10日ほど生育が早い上、産地では写真のようなしおれたものが発生していた、大量の廃棄が出てしまったのです。

2024/6/20 やまがた紅王 大玉コンテストが山形県寒河江市・最上川ふるさと総合公園で開催されました

偶然だったのですが、この日は「やまがた紅王 大玉コンテスト」が開催されてました。山形県農協総合研究センター県内から39点の出品があり、天童市荒谷の生産者が見事王者に輝きました。「やまがた紅王」は2023年に本格流通が開始した、今最も期待されている大粒のさくらんぼです。ほとんどの粒が2L以上になり、大きなものは5Lになる品種。私の訪問した農家さんも「昨年は自分も出品したけど、今年はちょっとね・・・」と残念な状態だったようで、出品を見送ったようです。さくらんぼの旬は短いです。2024年は、残念ながら店頭で目にすることはほとんどなく終わってしまいそうですが、今後にご期待ください。