商品部の田中です。
先日、百貨店のスーパーで「黒もちきび」というとうもろこしの品種をみつけてついつい購入してしまいました。いまはあまーいゴールドラッシュなどのスイートコーンが主力で黄色から白からバイカラーまで色も品種も様々。でも、この黒もちきびって戦前から食べられていた品種なのだそうです。そして、その名の通り加熱すると、実はもっちりとした食感。実事態にそこまで甘みはないので、塩でもまぶして食べたら、まるで銀杏のようでした。が私の感想です。
真っ黒な実が興味をそそります。
北海道を中心に昔から親しまれてきた古い品種の「黒もちきび」
ゴールデンバンダム、ブラックシュガー、シルバーバンダムという名もあるそうで、もともとは外国産の品種でしたが、北海道の気候に順化して育てられるようになったそうです。戦前のとうもろこしはこの品種のみで、収穫した後、形の良いものや粒の揃いが良いものは軒下につるして乾燥させ、翌年の種をとるなど、自家採取の代表的な品種なのだとか。
戦前からあると言われると、どこか素朴な味で納得でした。
1年1095食の楽しみを。