熊本県津奈木町プロジェクト

最近、商品の仕事が少なくなりましたって何をしているんだ?ですが、たとえばこんな仕事です。

社内には様々なプロジェクトがあるのですが、その中でも私が所属している未来価値創造室は、国や県の行政案件、さらには他企業様とのコラボレーション事業等々、取り組みは様々です。なかでも、熊本県との取り組みは密接に進行中で、県南にある津奈木町とのプロジェクトは今後、当社にとってもとても大きな取り組みになります。

熊本県葦北郡津奈木町

何をしているのかというと、数年後に津奈木町での(町単位でなく地域単位や県単位もあり得るのです)地域商社として当社がプロデュースする準備を行っており、そのうちのひとつでもある津奈木町の百貨堂という道の駅のような建物での物販やイベント企画をしながら、取り組みの模索を行っていきます。

来年からいよいよ本格的に始動していく予定ですが、私は東京でプロジェクトのサポートを全面的に行っていきます。現地ではわれらがうまいもんハンターの川口が単身移住をして津奈木町の方々と関わりながら、いわば津奈木町の街づくりに加わるといった方が来年の取り組みとしては分かりやすいのかもしれません。

夢は広がります。なんだって新しい取り組みとして実行できるのですから。

当社が津奈木町に関わるのは初めてではありません。私の所属する未来価値創造室の室長 当社取締役の井上が現地の小学生がつくった玉ねぎを実際に日本中の方々に販売したり、プロの料理人を交えて料理教室をしたりとすでに他の取り組みはあります。

4200人ほどの熊本県津奈木町は街の建物や自然と現代アートがコラボレーションをしたアートの町。山あり海あり大自然あり!町のことを調べたり聞いたりしている中で、私たち食文化は何ができるのだろうかと考える中で、町のパン屋さんがないというので、では簡単なパン屋さんを週末限定でも開いてみるのも、町の方や近隣の市町村の方にも楽しんでもらえるのではないかと、当社は準備を始めることにしました。

ホテルや飲食店に業務用のパンを卸す、業務用パンの世界的リーディングカンパニーのARYZTA(アリスタ)社と協力して企画内容を考えています。焼いてみたり試作をしてみたり。一部その準備の模様をお届けします。

当社の川口はパン屋さんだった訳でもありません。アリスタ社の業務用パンは発酵済みのパンを冷凍状態にし、焼く直前に解凍してからコンベクションオーブンで焼き上げて完成のため、焼きたての提供が経験が豊富でなくても可能にしてくれます。

オーブンの使い方や焼き方、パンはあつあつの焼きたてよりも冷めたてが1番美味しいということを教えてもらったり、実際にお店をスタートさせた時の業務量、時間、焼き上げ個数、コスト、売り上げ…もう様々なことが勉強ですが全て相談に乗ってくれてアドバイスをくれます。

クロワッサンは冷めたてが1番美味しい訳。何層にもなった生地のクロワッサンはパンの中心部に水分がこもりやすく、焼き上がり後すぐは少し湿った食感。熱が落ち着くにつれて水分も飛ぶと、中心部までサックサクの状態に仕上がります。パンの種類はもっと沢山検討中です。津奈木町の特産や熊本県内の特産品をパンに挟んだレシピ開発も考えています。

アイディア出しまでお手伝いいただいています。少しのアレンジでもぐっとそのパンの魅力や価値が引き立ちます。津奈木町の方々に楽しんでもらえるパンはどんなパンなのでしょうか。

ドイツのプレッツェル生地にチーズや野菜をトッピングするだけで、まるでピザのような総菜パンが完成しました。

アイディア出しはまだまだまだまだ続きます。津奈木町特産のサラダ玉ねぎや柑橘を使ったコラボレーションも楽しみのひとつです。また首都圏の有名シェフやパティシエさんに津奈木町の特産を使った商品開発や・・・津奈木町での教育面での参加、雇用の創造などなどなどなど、多方面の取り組みを考えています。

少しずつ準備が進むにつれて、またコラムでお知らせできればと思っていますのでご期待ください!

1年1095食の楽しみを津奈木町の方々にも。