柚子胡椒とゆずジャム

柚子胡椒って意外と簡単に作れます。そして、いろんなお料理にも合うので冷蔵庫に入れておくと何かと良い万能調味料です。

先日、クリスマスのご馳走の投稿で少しフライングをしてしまいましたが、柚子胡椒は毎年作る調味料のひとつです。青い柚子が出回る夏の終わりころに作ることが多いのですが、今年は色づいた冬至の頃のゆずを使いました。

柚子は皮の表面をむきます。白い内側のところまでむくと苦みが出ますので注意が必要です。青唐辛子は縦半分に切れ目を入れて、中の種とヘタなどを取り、ゆずの皮と一緒にミキサーに詰めて、塩を入れたら攪拌させるだけです。たったそれだけ。ひと晩くらい置くともう食べられますし、半年くらいは持ちます。

熱湯で消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で保管します。

鶏肉料理合わせたり、おでんやお味噌汁に少し入れてアクセントにしたり。先日のクリスマスでのご馳走の際には、スズキのお刺身の上に柚子胡椒を乗せて、オリーブオイルでカルパッチョ風にしたら、それもまた美味でした!

柚子胡椒を作った際の産物は中の実です。ぎゅーっと絞って、お手製のポン酢を作って、水炊きなどに合わせても美味しいですが、一瞬にしてなくなってしまうので、今回はぐつぐつと煮詰めてジャムを作ることにしてみました。マーマレード的です。

皮だけがそぎ落とされているのが分かります。。ある程度の大きさに切り、種はきれいに取り除き鍋にかけていきます。お砂糖と蜂蜜のブレンドにしました。

種が取り切れていない!どこからともなく出てくる種を追加で取り除きながら、アクも一緒にすくいます。焦げ付かないように、ゆっくりと混ぜ合わせながら煮込み、オレンジ色ががかってきたら火を止めます。あまりに詰めすぎるとゼリー状まで硬くなり、ジャムとしてはいまいち美味しくなくなるため、火からおろすタイミングは重要です。

りんごを一緒にいれても良かったかも。でも完全にゆずの味に持っていかれてしまうか!ゆずジャムの完成です。朝のトーストに乗せて食べます。なんだかマーマレードジャムよりも、かなり主張強めのゆずジャムです。

冬になるとスーパーで出回る牡蠣のむき身をさっとボイルして、自家製ポン酢につけて食べるのが、お気に入りのお酒の肴です。

ということで、次回の柚子胡椒の産物は、やはり1周まわって自家製ポン酢に落ち着きそうです。

1年1095食の楽しみを。