食文化スタッフの井上です。
この赤坂四川飯店さんとの特別コラボ商品も、はや3品目です。
1品目は、製造から出荷まで一度も冷凍しない、赤坂四川飯店のこだわりがそのまま詰まった「厳選セット」
2品目は、年末に販売したお店でも通常出て来ないサイズを含めた「フカヒレ」、ソースが絶品です。
そして、今回はお店でも食べられない通販限定の品、
赤坂四川飯店の四川風東坡肉(トンポーロー)です。
毎回、驚かされるのですが、
赤坂四川飯店さんで作られる料理は細部の細部まで一切手抜きがありません。
まず、使用する豚肉はこの商品用に仕入れた、特注の「皮付き黒豚」です。
「皮付き」この特徴はぜひ覚えてください。
今でも、長崎や沖縄など、豚の文化が濃い地域では、一部皮付きの豚が使用されてますが、
その理由はシンプルで「おいしい」からです。
では、なぜ我々が通常食べる豚肉は皮がついてないのかと言えば、
諸説あるそうなのですが、皮を剥いでしまった方が体毛などの処理がいらず手間が少ないという点が1つあり、
その上に、豚食経験の少なかった関東・関西では、「皮がないもの」との認識が広まってしまい、
結果、皮付き豚という食材を知る人がそもそも少なくなってしまったとの事です。
今回は、あの鹿児島県黒豚の加工業者に特別に頼んで、皮付きで仕入れてくださいました。
皮付きのプルプルもちもちがあってこそ、トンポーローはおいしいです。
そして、調理工程も凄いです。
鹿児島黒豚は脂がうまい豚ですが、私のようにある一定の年齢を超えると
いくらおいしくてもモタれるのが怖くて、ちょっと躊躇してしまうものです。
赤坂四川飯店のトンポーローは、1時間茹でられる下処理と、
味付け時に3時間蒸される工程の中で脂がほどよく抜かれ、まったくもたれません。これが凄い。 |