
こんばんは、新卒入社2年目の高岡です。
冬のアンコウ鍋・クエ鍋に次ぐ2回目の投稿です。
この度、商品部で肉部門を担当することになりました。
こんばんは、毎日牛乳を飲んでいる高岡です。
釧路、那須高原、東京、軽井沢、飛騨高山、淡路島など
日本各地の牛乳を飲み比べてみたことがありますが、
私は北海道の別海町産の牛乳がお気に入りです。
乳用種といえば、日本では白と黒の毛が特徴的なホルスタイン種が有名ですが、
今回のメインテーマとしてジャージー牛を取り上げます。
しかし、牛乳の話ではありません。

ジャージー牛(去勢牛)のテール肉です。
実は雌牛は乳牛として育てられる一方で、雄牛は仔牛の段階で処分されているんです。
愛媛県伊予市のゆうぼくの里では、そんな雄牛を大きくなるまで育て、肉牛として販売しています。
株式会社ゆうぼくの取り組みはこちら
このテール肉を使って、ビーフシチューを作ります!
テールは軽く血抜きして表面をふき取り、重量の1%の塩を振って冷蔵庫で一晩乾燥させます。
翌日、フライパンで表面を焼き固め、ホイルに包んで休ませます。

その間にブラウンルーを作ります。
玉ねぎ、にんじん、セルリー、マッシュルーム、ニンニク、ベーコン、牛すじを炒め、
ある程度火が通ったら小麦粉を加えて茶色くなるまで炒めます。
ブラウンルーに赤ワイン、マデイラ酒を加えてアルコールを飛ばし、
フォンドヴォー、トマトペースト、ケチャップ、塩、胡椒で味を調えて、濾します。
これでデミグラスソースの完成です。

休ませていたテール肉とデミグラスソースを鍋に入れ、弱中火で3時間煮込んでいきます。
肉が柔らかくなってきたら、フライパンで軽く焼き目をつけた具材(新じゃが、ペコロス、人参、インゲン)と
ブーケガルニ、ローリエ、ナツメグを入れて、さらに1時間煮込みます。


お肉は繊維がほぐれてホロホロ、コラーゲンもトロっとして非常に美味です。
4時間煮込んだ甲斐がありました。
手作りのデミグラスソースも良いですね。
今回はフォンドヴォーは缶詰を使いましたが、次は一から自作してみたいです。
新じゃがもホクホク、皮ごと食べられるので香りも良いです。
ご馳走さまでした。