青果担当の地子です。
一度は産地訪問をしてみたかった岡山県にようやく行くことができました。
岡山県のブランドシャインマスカット『晴王』、果物の女王とも称される『マスカット・オブ・アレキサンドリア』、白い肌が特徴の高級桃『岡山白桃』などなど。
くだもの王国と呼ばれる岡山には美味しい果物がたくさんあります。
一度の訪問でできるだけ多くの果物を見ようと、選ばれたのが7月下旬。
岡山白桃の最盛期で、岡山の代表品種『清水白桃』も同時期。そして、各種ぶどうも重なり、絶好のタイミングでした。
訪問した全産地のご紹介をしたいところですが、2産地に絞ってお話しします。
ひとつ目は、総社市にある総社もも生産組合です。

総社もも生産組合は、組合数14戸から成る少数精鋭部隊。
平均年齢43歳と、非常に若く活気が溢れています。
人数が少ないからこそ、組合内でしっかりと栽培方法を統一。そして味にブレがないようにしています。

総社もも生産組合の最大の特徴は、なんといっても【手選果】。
選果機を使わずに、熟練のスタッフが手と目で美味しさを見極めています。
その品質は確かで、高級百貨店での指名買いはもちろん、全国各地からも引き合いが強い桃産地です。

ちょうど、桃の熟度を見分ける目合わせ会を行っていました。
1玉1玉硬さを計測し、組合内で基準を決めていました。
ふたつ目は、船穂ぶどう部会 平本純大さんの『マスカット・オブ・アレキサンドリア』です。

岡山の代表的な高級ぶどう『マスカット・オブ・アレキサンドリア』。
日本のマスカットの原点ともいえる品種で、最大の特徴はマスカット香です。
あえて種を残して栽培しているからこそ、より上品な香りが引き出され、食べた人を魅了します。
船穂ぶどう部会は『マスカット・オブ・アレキサンドリア』にこだわって栽培を続けています。
その中でも平本さんはトップクラスの生産者です。
圃場で平本さんのマスカット・オブ・アレキサンドリアをいただきましたが、口の中で徐々にマスカット香が広がり、鼻から上品な香りがフワッと抜けていきます。

左:平本さん 右:青果担当 冲田
社内にも平本さんのマスカット・オブ・アレキサンドリアのファンがいますが、
食べたらファンになる。が分かる本当に美味しく香りがいいぶどうでした。
★船穂ぶどう部会 平本さんの詳細と『マスカット・オブ・アレキサンドリア』はこちらから

他にも津山支所の晴王やピオーネ、灘崎ぶどう部会の晴王、岡山東モモ部会の岡山白桃など、様々見させていただき、勉強になりました。
異常気象で年々栽培が難しくなる中、どの産地も「美味しいものを届けたい。」との気持ちは同じでした。産地の思いやこだわりをしっかりと消費者の皆様に届けられるように、これからも伝えてまいります。
