令和4年(2022年)春作クラウンメロン品評会を取材してきました


豊洲市場ドットコム 仕入れ統括の八尾です。

築地~豊洲で働き十余年ですが、私が入社した時から常にクラウンメロンは当店の人気商品でした。ギフトはもちろん、相場の波でお安く提供するなど皆様にその魅力をお伝えしてきました。

クラウンメロンがなぜそんなに美味しいのか…

その理由の一つが、生産者同士が品質を競い合う「品評会」にあります。

5月20日、静岡県温室農業組合クラウンメロン支所
こちらで、総勢200名以上の生産者の中から腕利き40名が今日のために特別に栽培し熟成させたメロンを持ち寄り、美味しさを競います。

コロナ禍でいろいろ制限がある中ですが、全国の青果市場関係者が参加し催されました。

この規模の品評会は実に3年ぶりとあって、生産者も期待を込めた品評会となっています。ここで市場人の目に留まるとセリ価格が高まるのです。

果形・網目・蔓の形など、ギフト向けメロンとしての外観。

そして機械的に計測した甘度、および実食による味・果肉の質など、多数の項目を青果に関わるプロが採点していきます。

令和4年 春作品評会 最高評価 優等賞はエントリーナンバー12 生産者番号95番 澤木 俊文さんに輝きました。

おめでとうございます。

偶然なのですが、このメロンは特に素晴らしいな…
と思って審査前にシャッターを下ろしたメロンが、エントリーナンバー12番でした。
帰り道で気付きました。

品評会メロンにはどのように臨んだのか?
受賞の談の際にそう聞かれた澤木さんはこう答えました。

「常に品評会に出せる品質で作れるように挑んでいます。」

昨年、先代から家業を受け継ぎ自分の名前でスタートしたばかりだと言います。
脈々と受け継がれる高品質なメロン作り、コロナ禍を乗り越えて、新しい時代を作ろうとする力強い産地の力を見た気がします。

3年ぶりに多くの人に見守られて開催された品評会。
審査員の話では、気候影響から作柄は悪いと思われていたそうですが、市場関係者も驚くほどの美味しいメロンばかりが出品され、とてもレベルの高い戦いだったと言います。

優等賞と、それに次ぐ1等1席の総合点は1343.2点対1341.8点でその差1.4点。
クラウンメロンブランドには素晴らしい生産者さんが集結していることがわかりますね。

これから父の日、お中元とギフトの季節が続きます。
生産者の皆さんが腕によりをかけるクラウンメロンを、ぜひご利用ください。

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