群馬県・月夜野の佐藤錦の取材に行ってきました。

大村
大村

商品部の大村です。年末ごろから高知県のハウス栽培のさくらんぼが始まり、6月上旬にはハウス栽培が終盤を迎えます。その後、地栽培のさくらんぼの入荷が始まり、来週にはさくらんぼのピークを迎えます!

数ある産地の中でも群馬県・月夜野のさくらんぼの魅力を伝えたく、産地に行ってきました。

豊洲市場ドットコムでは、市場に入荷する全国各地のさくらんぼを取り扱っています。

都道府県別では断トツの生産量を誇るのが山形県。2位は青森県、北海道、山梨県・・・(※)と続きます。豊洲市場でぜひ、知っていただきたい産地群馬は収穫量は9位とあまりさくらんぼの産地としては知られていませんが、その品質の高さが素晴らしいのです。
※令和2年産特産果樹生産動態等調査より

月夜野のさくらんぼは、ぱりっと弾ける引き締まった実、糖度をぐっと上げた甘い大粒のさくらんぼです。

群馬県月夜野は利根川の上流域に位置し、山々に囲まれた盆地のような地形です。収穫直前の6月上旬は夜の気温が10℃前後、日中の気温が25℃前後と昼夜の寒暖差が約15℃あります。この寒暖差がさくらんぼの糖度をぐっと上げ、甘ーいさくらんぼに仕上げます。

訪れた6月6日にはすでに赤く色づいたさくらんぼがなっていました。しかし、今年は4月の霜にめしべがやられてしまい、収穫量は例年の半分程度とのこと。

さらに、先日の大雨で一気に水を吸い上げてしまい、実が割れてしまいました。さくらんぼは実が割れてしまうと商品価値が全くなくなるとのこと。大切に育てたさくらんぼですが、破棄となってしまいます。

出荷できそうなさくらんぼを大切に丁寧に仕上げようと、木の下にはシートが引いてあります。日光を反射させ、さくらんぼの色づきをよくさせるのです。

あと数日で収穫ができそうな着色が始まったさくらんぼです。しっかり身が膨らみ、パリッとはじけそうなほどパンパンです。

産地を訪れて知った「桐箱」規格。持ち上げた時のずっりとしっかりとした箱は他の産地ではなかなか見かけない重厚な作り。さらに、上蓋の「月夜野さくらんぼ 夢」は1箱1箱書道家の先生が書いています。世界に1つしかない特別な箱です。

サイドもしっかりとデザインされているのには驚きました。贈答に最適です。
豊洲市場ドットコムでは今年から取り扱う予定で準備を進めています。お楽しみに♪