タガの豊洲市場日記:シロホシフエダイ(白星笛鯛)、フカヒレ、食用ほおずき 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    6月23日(金)今朝の豊洲市場

    シロホシフエダイ(白星笛鯛)

    シロホシフエダイ(白星笛鯛)

    今朝、仲卸 藤田の社長から紹介された「シロホシフエダイ(白星笛鯛)」は、夏の高級魚として知られ、関東圏でも認知度があがっています。「シブダイ」とも呼ばれています。特に2kg以上ある魚体は珍重され、値段を聞くと目が飛び出ます。
    脂がしっっかり乗っていますが、身は引き締まっており、うま味が濃いとのこと、藤田社長も太鼓判を押します。お刺身で食べるのがおすすめです。

    「シロボシフエダイ」、その名の由来は、体の後方にある星模様から来ています。

    指先のもうちょっと先の方

    画像でわかるでしょうか。鱗がハゲたような白い模様を星に見立ててるんですよね。それで「シロホシフエダイ(白星笛鯛)」と呼ぶようになりました。
    白い模様ではなく、黒い模様が付いた「クロボシフエダイ(黒星笛鯛)」もいるんですよ!ただ、価格は何倍も、下手すれば何十倍も「シロホシフエダイ」のほうが高いです。

    石狩の殻付き蝦蛄

    石狩の殻付き蝦蛄

    隣町、小樽の殻付き蝦蛄は間もなく春漁が終了です!と、いうことは、石狩も間もなく終了?

    フカヒレ

    フカヒレ

    よくよく見たら、「フカヒレ」のチルド品です。店頭に並んでいるのは初めて見ました。賞味期限は2ヶ月ほどと、乾物でなくても意外と長いです。

    食用ほおずき

    食用ほおずき

    日本では赤い観賞用のほおずきのイメージが強いですが、ヨーロッパやアメリカでは食用のほうが一般的です。と、言っても、日本での栽培が始まったのは平成に入ってからという新入りさん。
    まずはシンプルにそのまま生食で、サラダ、デザートなのど付け合わせにもピッタリな味わいです。ミニトマトのようで、味は南国フルーツな感じ。

    タガのひとり言「地きんめ鯛が自慢の居酒屋」

    手前の4種

    少し前の話。地きんめ鯛が自慢の居酒屋さんで、地きんめ鯛を堪能しました。刺身盛り合わせには、地きんめ鯛お造りだけで4種。皮引き、湯霜造り、昆布締め、あとひとつ忘れてしまいました(藁焼きだった気もする…)が、食べ比べることができ、楽しかったです。
    その他にも煮つけやしゃぶしゃぶ、きんめ飯し、などなど、メニューは本当に金目鯛尽くし!でも飽きませんね~。