食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
11月28日(火)今朝の豊洲市場
おばこサワラ
日本一のサワラと名高い、庄内「おばこサワラ」は圧倒的な光を放っています。身はパンパン。まるでバスケットボールのようです。
山形県の庄内浜では、9月からこの時期にかけて、脂の乗ったサワラを延縄で獲り、船上で活締め、神経抜きをして出荷しています。なので本来傷みやすい身も、抜群の状態で市場に並びます。
さて、「おばこサワラ」の“おばこ”とは?
というと、東北の方言で“若い娘”を表すようです。漁師さんたちの「おばこサワラ」への愛情が伝わります。
サワラは生で味わってほしい。と一番に言われるかもしれません。
ただ先日、とある鮨屋で蒸したサワラをいただいたのですが、これが感動ものでした。まずは蒸しただけの、塩もなんも付けない状態で。これだけで上品かつふくよかな美味が口内を充満し、このまま食べ進めそうでしたが、塩を少しつけると、これまた目を見開くほどおいしかったです。
そのほか、炙りに西京焼きはもちろん、白髪ねぎと一緒に頬張るしゃぶしゃぶも。色々と試し続けたい、可能性広がる魚です。
サクラエビ
久々に見かけました。秋は少なくお高めです。
山菜続々と
山菜が続々と顔を見せています。
本格的にシーズンが始まる前ではありますが、これらはすべて栽培ものですので品物は十分良いです。
タガの食べ歩き「岡山名物 ままかり 酢漬け」
「ままかり」とは、あまりのおいしさにご飯が足りなくなり、隣にかりに行ったということから「ままかり(飯借り)」と名付けられた、サッパの酢漬けのことです。
岡山出張時に逃さずいただくことができました!