冬にぴったりな珍魚の鍋を2種ご紹介します!

高岡
高岡

こんにちは。初めまして、新入社員の高岡です。

向寒の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。


私は、冬らしい食器を買おうと立ち寄った雑貨店で一目惚れして、土鍋を購入しました。
釉薬の深い藍色と光沢、手に馴染んで持ちやすい形、土製品ならではの手触りと温かみ。
ステンレス製の鍋にはない美しさがありますよね。

お気に入りの道具で料理を作り、お気に入りの食器で食事をすることも、料理を美味しくする秘訣です。

そんなわけで、今回は土鍋を使って料理をします。

アンコウ鍋

まずは、旨味の強い信州味噌にみじん切りにした生姜を加え、土鍋を中弱火にかけて炒めていきます。
生姜の良い香りが立ってきたら、味醂、昆布出汁で味噌を伸ばします。
これでスープは完成です。

ここに湯引きしたアンコウ、白菜、木綿豆腐、椎茸、ごぼう、下仁田ねぎを加えて、
沸騰しないように弱火で煮ること1時間半……

ごぼうと生姜味噌がとても良い香りで、食欲をそそります。
さて、初めて食べるアンコウは如何なものか。

分厚いコラーゲンの層を持つ皮は、もちもちとした食感で美味しいです。
エラは、見た目こそグロテスクですが、コリコリとした食感が楽しいです。
アンコウそのものの味は強くありませんが、濃い味噌とよく調和しています。

下仁田ねぎもトロトロで美味しい。
味噌の塩加減とネギの甘さが良い対比になっています。(やはり冬の鍋には太くて甘いネギが欠かせない!)

ご馳走様でした。
アンコウ、面白い魚でした。

・クエ鍋

続いてはクエ鍋です。

スープは昆布とクエのアラでとった出汁、濃口醤油、清酒のシンプルな味付け。

具材は湯引きしたクエ、白菜、木綿豆腐、えのき茸、人参、下仁田ねぎ。
人参が柔らかくなるまで中火でコトコト……

自家製のゴマだれポン酢でいただきます。

身質はしっかりとしていて、噛むとほろほろと崩れます。
脂も適度にのっていて、クエの旨みが感じられて美味しいです。
皮目のコラーゲンは、アンコウと異なりトロトロの食感。

最後にスープを堪能。
クエの脂と野菜の甘みが溶け込んだ澄んだスープは、滋味深くてほっこりする味わいでした。
(これこそが鍋料理の醍醐味ですよね)

ご馳走様でした。

〆に味噌煮込みうどんやクエ雑炊を作っても美味しいはずです。
皆様も鍋料理で冬の味覚を楽しみながら、体の芯まで温まってみるのは如何でしょうか。