食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
1月13日(土)今朝の豊洲市場
サクラマス
“初荷”の札が掛けられていたのは「サクラマス」です。そう、今シーズン初入荷です。市場では「本ます」とも呼ばれます。
降海型がサクラマス、川で成長して産卵する河川残留型がヤマメです。
河川にすんでいる「ヤマメ」のうち、海に降りて成長し、川を遡上してくるものです。生まれた川に帰って産卵する独自の習性があります。
富山名産の鱒寿司は本来この「サクラマス」を使用しますが、やはり水揚げが少ない。
ということで、最近はカラフトマスなど違う種類のマスを使用しているところが増えているようです。
違いを理解して置きたいですね。
タッパー入りエゾバフンウニ
バフンウニが120gタッパーに入った商品です。
木箱よりもしっかりと滅菌できるこの様な容器に詰められてくるウニも多くはないですが、あるんですよ~。
子持イイダコ
「イイダコ」は通年流通していますが、子持ちになる1月から4月頃が旬とされていています。
いまの豊洲市場にはまとまった量の入荷がなく、高値で置かれています。もちろん卵を持つメスが珍重され、オスより高値で取引されます。
漢字で書くと「飯蛸」と書き、頭にいっぱい詰まった卵が、ご飯粒に似ていることから名付けられたそうです、面白い!
タガのひとり言「イイダコといえば、チュクミ!」
イイダコを見て私が頭に浮かんだ料理は、韓国式イイダコ鍋「チュクミ」でした。ご存知でしょうか。
韓国語でイイダコを「チュクミ」というので、そのままですね。
処理したイイダコを野菜やトッポギと一緒に煮込んで作る、辛い鍋料理です。
韓国旅行した際に食べたなあ。〆の鍋で焼き付ける炒め飯が絶品なのですよね。おこげが堪らないのです。想像しただけで食べたくなります。
イイダコ自体は韓国料理だけでなく、中華料理の炒め物としても鉄板!日本でも提供しているお店はありますので、ぜひ探して食べてみてください(●^o^●)