食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
10月10日(火)今朝の豊洲市場
連休は冷たい雨でしたね。各地で時化、豊洲市場は静かな連休明けとなりました。
真ソイ
目が澄んでおり、なんだか合唱しているようにも見えるこの子たちは、メバルの仲間の白身魚、ソイです(北海道水揚げ)。ソイには主に「真ソイ(マゾイ)」と「黒ソイ(クロゾイ)」「ムラソイ」がありますが、こちらは「真ソイ」。
この時期から身が肥え脂が乗ります。大型のソイは刺身が一押しです。脂が乗っているので、鯛のようにしゃぶしゃぶにしてもおいしくいただけるそうですよ。
ミニのどぐろ
1尾あたり大体70~80gぐらいでしょうか。間違いなく、100gには満たないサイズののどぐろが入荷しています。
小さなのどぐろは地元で食べられ、市場に回ることは少なかったそうですが、のどぐろの知名度が上がるとともにミニサイズも入荷するようになったようです。
食べ方としては煮付けが無難。唐揚げでもおいしくいただけそうですよね。
赤ヤガラ
長~いこの子は「赤ヤガラ」。春先以降あまり見かけませんでしたが、ここ数日見るようになりました。
鍋に入れると最高の出汁がでるらしいです。ちなみに鱗は気になりません。
ひれふりきくらげ(白・黒)
白と黒の「ひれふりきくらげ」です。白きくらげをみて思い出したのですが、過去台湾に訪れた際に食べた、現地のスイーツ「豆花」に入っていたなあと。
台湾できくらげは「木耳」と書く薬膳のひとつとしてメジャーです。ビタミンDや食物繊維に富んでいて美と健康に期待できる食材なのですよ。
スイーツとしてはまだまだ馴染みがないけれど、出会ったら是非挑戦してみてください!
タガのひとり言「本日10/10は“まぐろの日”」
10/10は「まぐろの日」です。 奈良時代の歌人、山部赤人が天皇のお供で10/10にまぐろ漁で栄える明石地方へ旅をしたとき、“マグロ漁を称えた歌”を詠んだことに由来するそうです。
ということで、直近でのお気に入りまぐろ写真を。先月、大間まぐろを1本買いし、解体した際の写真です。
まぐろはやはり格好いい。鮪を扱う人も皆格好いい。豊洲市場にいるとそう思います。