職場でもらった大分のすんごい干ししいたけ

こんにちは。社長室兼システム部の山城です。

先日、職場でオペレーション部部長の東浦から「山城さん、はい、これあげる。試してみて。」と干ししいたけをいただきました。そしてその数分後にこんなメールが届きました。

皆様

お疲れ様です。

先ほどお渡しした干ししいたけですが、大分県内の極一部のしいたけ生産者がきのこ種苗会社と森産業さんと取り組み始めた、原種に近い菌種(新908種)のものになります。

三大うまみ成分、グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸のなかで、グアニル酸は、ほぼしいたけにしかない特長あるアミノ酸ですが、そのグアニル酸が、昨今流通している品種の1.6倍も含まれていました。

そもそも、昔のしいたけはこういう値だったらしいのですが、栽培のしやすさを重視して、うまみ成分を犠牲にする品種改良が進められました。

栽培のしにくさ、しやすさ とは、新908種など原種に近いものは、最低気温がい一瞬でも1度にならないと発芽しないとか、発芽までの温度、湿度管理がデリケートで、原木を回して続けたりと、労力がとてもかかるものなのです。

昨今の品種は最低気温が10~15度になると発芽するよう改良されたり、そこまで湿度に気をつけなくても、病気になりにくい など栽培はしやすくなりました。

それは、それで良いのですが、うまみ成分は半分近くなってしまう というは、残念なことです。

今回の干ししいたけ(新908種)はうまみ成分、そしてしいたけ自身の食感も良い昔ながらのものですので、是非みなさん一度ご体験ください。

なんだかよくわからないけど、すんごいやつっぽい、そして東浦さんのアツイ思いのこもったやつ、というのは伝わりました。

早速戻してみました。一晩、冷蔵庫で冷水につけてゆっくり戻すのがよいとのことなので、前日から冷蔵庫で戻し始めます。そしたら・・・

とってもいい香り!そして膨らみもすごい。しいたけが生き返りました。もうこれ入れたら絶対なんでも美味しくなる、という期待があります。

さてメニューは何にする?干ししいたけといえば・・・子供も大人もみんな大好き茶碗蒸し!緑の一番星3個を溶いて濾して、しいたけの戻し汁と朝から冷ましておいた鰹と昆布の出汁、酒少々、しょうゆを卵の3倍の量入れて、塩を加えて液を作ります。具は干ししいたけ、鶏肉、海老、ほうれん草です。ものすごい出汁の力!うーーーんまい!みりんを入れていないのにほのかな甘みがします。これはしいたけからでているのか!?今度しいたけオンリーの茶碗蒸しを作ってみてもいいかも。

もう1品はにんじんと干ししいたけのきんぴらに。ごま油でにんじんの千切りを炒めて酒、みりん、しょうゆ、干ししいたけの出汁で軽く煮ました。素材を味わいたかったので、味付け、特にみりんは少なめで、唐辛子は加えませんでした。これもうーーーーんまい!少し残っている汁も美味しい。みりんは少なめにしたのに甘いのはやっぱりしいたけから出ていそうな気はします。

確実に人生で一番おいしい干ししいたけでした。発売したら常備します!