佐藤忠保さんの「とろねぎ」取材を受ける!

寒い!

ねぎ部長・井上です。

福島県、会津に行きました。この日は記録的な寒波がくるとかで、東京は雪、

会津は15時位までは何とか晴れると言うので、朝一番の電車で会津入りしました。

 

本日の目的は2つ。

1つは、この「雪下とろねぎ」の取材です!

見て下さい。ちょっと解りにくいかもですが、奥の雪はねぎ畑です。

①雪をどかす。②シャベルでネギの根元をグイッと持ち上げる。③手で抜く。

こういう流れでやります。

雪が恐ろしく重く、それで年配の生産者の方は物理的にできないそうです。

 

雪の下にほとんどうまっているので、上の青い葉は雪の重みで「へにゃへにゃ」です。

 

掘り起こすと、ねぎが曲がっています。

これは曲げようと思ったわけではなくて、雪の重みで曲がります。

仙台には曲がりねぎというのがありますがそれとは違います。あれはわざと曲げてそのストレスで甘くするのですが、こちらは雪の重さで自然に曲がります。

「曲がるストレス+雪の寒さのストレス」で、佐藤忠保さんの雪下とろねぎは甘く旨くなります。

 

もう1つの目的は!!

 

なんと!!

 

テレビ朝日様から取材を受けました~~~!!(番組名は規則により秘密です。)

寒い中、女性のクルーのみのクルーで、頑張って下さいました。

よく分からないけど、1~2時間で終わるかな?と油断していたら、

さすがは東京のテレビ局、真剣な取材により8時間を越えました。

細かな部分まで丁寧に丁寧に撮影くださいました。感謝です!

 

見守る事以外に特にやることのない私に、大寒波が重くのしかかります。

 

あまりの寒さに「凄い」スノーブーツをお借りしました。

これが、本当に凄い。もうまったく寒くない。

 

雪の中、外での作業は慣れていても当然寒い。靴や作業着も色々と工夫されていました。

こういうのも実際に見ないと解らない事です。

 

 

「雪下ねぎ」の美味しさは、最近テレビでも話題みたいです。

この手間なので、美味しくとも実際に作れる人はほとんどいません。

佐藤忠保さん、これから話題の人になるかもしれませんね!

 

ちなみに、こちらは「越冬とろねぎ」になるものです。

佐藤忠保さんのとろねぎは、「霜降り、雪下、越冬」の3部作になっていて、

この薄い緑の新芽?といいますか、新しい葉が出たねぎを「越冬とろねぎ」と言います。

この越冬とろねぎは、雪下よりも更に柔らかく美味しくなりますからご期待ください。

 

ねぎを割ると、このように新しい葉が見えています。

 

忠保さんのお父さんにも話を聞きましたが、この越冬ねぎの美味しさは昔から知っていたそうです。

でも手間に見合う価格にならないので掘る人はいなかったそうです。

会津の雪の中に埋もれていた奇跡の味です。

扱う事ができてうれしい!!

 

 

昼食の喜多方らーめんは、煮干しの出汁が効いてるし、温かいしで涙が出るほど美味でした。