エビが入ってる!?氷の塊!?を解凍してみた

こんにちは。水産担当の新井です。

本当に早い物で2022年もあと2週間ほど。

気分はそろそろ年末モード!クリスマスにお正月。

そんな時期にエビって食べたくなりませんか?(無理矢理)

クリスマス、年末年始といえばエビですよね!(無理矢理)

市場には海外から「氷の塊」で搬入される完全に業務用のエビがあります。

「原盤」とか「アイスブロック」なんて呼ぶのですが、実はこれが

今年唯一と言って良いほどの相場下げ商材。

北米中心に輸出向けで需要があったのですが思ったほどその需要が増えておらず…

というのが背景にある様。

なので。当店でも数量限定で販売致します!!

歯応え・旨味共に抜群の養殖ブラックタイガーです!

ビジュアルは完全に氷の塊ですね。

商品規格は8-12。これは1ポンド(約450g)に8-12尾の入ってますという意味。

この氷は1.8kg、つまりこの塊の中に32-48尾のエビが入っているという事です。

こいつを流水に当てていきます。

当て始めは、

いる…!確かにエビがいるっ!!

表裏と均一に水を当て、10分から15分程で

半解凍状態となり、少しずつ剥がれていきます。

さて完全にバラした状態ですが、

壮観です。この氷からは計45尾のエビが出てきました。

1本50-37g、多少のブレはありますが1尾1尾が大きいです。

後は調理するのみ!

産地で水揚げされて活〆・頭落としの処理を施されてサイズ選別をし、

綺麗に並べて氷詰めにされます。一見とても扱い辛い規格に見えますが

実は鮮度をそのままに閉じ込める一番理に適った製品仕様なのです。

商品ページの撮影も兼ねていたので、サッと塩茹でして殻を剥きました。

とても良い色!赤々として美しい!!

食感もすごいです。よく「プリプリ!」等と称される事が多いですがそんな生温い物ではありません。

これは「ゴリッ」や「ブチブチッ」や「バッキバキ」という音の方が合っていると思います。

保水等の処理を一切していないエビそのままの味と食感。

塩味だけでエビ本来の甘み旨味がとても引き出されて抜群に美味いです。

お腹側に斜めに3か所程切れ目を入れて、ひっくり返して背中から押すと

「ぷちっ」と音がします。これが筋が切れた証拠。こうする事で加熱しても

形が割とまっすぐに綺麗に仕上がります。

※筋を切りすぎると今度は食感が損なわれますので程々に!

このエビを昨日新井家ではエビフライにしました。

食べ応えがとにかくすごい!満足度、満腹度も非常に高いです。

実は関係者内にもファンが多いこのエビ。中には、

「年末家族が集まるのでウチは1.8kgを2枚じゃ足りないんです~」

と、いう猛者も社内におりました。

既製品や量販店で売られているエビと比べて手間はかかりますが

その満足度は桁違い。

人が集まる事が多いこれからの時期にお薦めな一品です!