2023年度 食文化アワード決定!

『食文化アワード』とは、株式会社食文化が2018年から導入した表彰制度です。

株式会社食文化が運営しているECサイト『豊洲市場ドットコム』『うまいもんドットコム』『dancyuドットコム』において、売上高、注文数、お客様の声、成長率、商品の魅力等を総合的に評価し、貢献いただいた産地や加盟店、パートナー企業に対して表彰を行います。

本年度の食文化アワードは、2023年4月1日から2024年3月31日までの活動を踏まえ、スタッフ一同で選定いたしました。

その結果、2023年度第6回食文化アワードは、埼玉県が生んだ凄いいちごを生んだ『あまりん』チームに決定しました。今回は、あまりんを開発した埼玉県農業技術研究センター、あまりんを栽培している久米原農園、五十嵐苺園、仲介いただいた三木フーズ株式会社の共同表彰となりました。

年間大賞 『あまりん』(埼玉県農業技術研究センター、久米原農園、五十嵐苺園、三木フーズ株式会社)

埼玉県のオリジナルイチゴ品種『あまりん』はその甘さ・香りの良さから多くのファンを獲得し、当社では計5,000パックに及ぶあまりんの出荷に至りました。また当社スタッフがテレビ出演で紹介した際に芸能人の皆様を驚愕させ、全国大会で2年連続最高評価を受けるなど話題性も高く、当社のイチゴラインナップに強力なブランドを加えることができました。おいしいが、生産が難しいといわれる品種の開発・生産・流通に関わった皆様へ敬意をこめて年間大賞として表彰いたします。

左)埼玉県農業技術研究センター育種者の尾田さん 右)食文化 鈴木 (取材時写真)

三木フーズ株式会社に大賞受賞のご報告と販売のお礼に訪れたところ、たまたま久米原さんご夫妻もいらしていました。

左から久米原さんご夫妻 三木フーズ三木さん

五十嵐苺園 五十嵐様からコメントもいただきました。

この度は食文化アワード 年間大賞に あまりんを選出いただき、誠にありが とうございます。大変光栄に思います。5月いっぱいで収穫も終了し、今はハウスの片付けと来シーズンへ向けての 育苗を行なっています。12月には美味しいあまりんを届けられ ると思います。また、来シーズンは久米原君と高設栽培にもチャレンジする予定です。ありがとうございます。

企画大賞 『北海道産ホタテがたっぷり入る魚介で出汁をとったスープカレー』他 泉久食品株式会社

豊洲市場ならではの仕入れ力・開発力により、輸出が停滞したホタテを使ったカレーや、とらふぐ刺し盛り手巻き寿司セットなどオリジナル商品開発に寄与いただきました。企画から実現までのスピード感のおかげでお客様にタイムリーに旬の話題・食材を提供することができました。

左から泉久二村社長、みか専務、橘さん、食文化 井上、中村

新サービス賞 『卵の定期便』東京中央鳥卵株式会社

新サービス「卵の定期便」で多数のファン獲得に寄与しました。卵の中央卸売市場という特性を生かした多彩な提案により、年間1,500件以上もの注文を達成することができました。 鳥インフルエンザの影響などで卵の供給が苦しい時期も、供給を止めることなくサービスを支えていただきました。

左から会田部長、美安香取締役、食文化 井上、塩入、梶

目利き人大賞 『渡辺バークシャー 純粋黒豚』(株式会社プラチナエイト)

とんかつや厚切り焼肉の企画は多くのお客様から支持を得て、肉カテゴリーにおいて上位の売上額を達成しました。また、合計1,469セットを出荷いただきました。

私が選びました
私が選びました

うまいもん筆頭目利き人でdancyu元編集長の町田成一です。渡辺バークシャー・純粋黒豚は、鹿児島の黒豚の原点にして頂点と言われる希少な豚肉です。商品は、厚切り焼肉に始まり、味噌漬け、ステーキ、とんかつ、しゃぶしゃぶと広がりを見せ、お客様に喜んでいただけたと思います。また2023年は、生産拠点である霧島の牧場を訪ね、黒豚の血統を復活させた創業者の想いを受け継いだ生産者の決意を肌で感じることが出来ました。

自称“豚マニア”の株式会社プラチナエイト 代表取締役社長 盛島さん(取材時写真)

メディア大賞 『美夕果』飯塚果樹園

9月27日に放送されたフジテレビ系列の『ノンストップ』内の『ブドウの沼』コーナーで、飯塚果樹園飯塚芳幸さんのオリジナル品種『美夕果』が取り上げられ、出演者の皆様が魅了されました。

飯塚果樹園 飯塚さん(取材時写真)

飯塚果樹園の後継者高橋様からコメントもいただきました。

この度は貴社メディア大賞という素晴らしい賞に選出して頂きありがとうございます。突然の吉報にスタッフ一同、心より喜びを感じると共に今後のぶどう栽培にも一層身が引き締まる思いでいっぱいです。これからもお客様に感動していただけるぶどうをお届けできるよう精進してまいります。

凄腕生産者賞 『金色羅皇』ヒタント

昨今話題の黄色すいか「金色羅皇」。ナント種苗が品種改良したスイカで、そのナント種苗が生産者認定を出すほどの腕前なのがヒタントの3名の生産者です。引く手数多の大玉スイカのお取引を2023年度からスタートさせていただきました。包丁を入れるとスイカの香りが漂うほど品質が高く、お客様からも高い評判を得られました。

左から 「ふりや重石農園」重石公章さん、「重石農園」重石修平さん、「ヒラカワ農園」平川貢さん(取材時写真)

物流支援賞 『きょう着く便』株式会社トリニティ

スタート時は数件だったきょう着く便サービスが年間1,000件以上まで成長しスタート時からの累計5,000件突破しました。市場に朝入荷した鮮度抜群の鮮魚がその当日の晩ごはんで食べられるという食文化の強みを最大限活かしたこのサービスは、虜になったリピーター中心にファンが多いです。また、トリニティのドライバーに対しては、お客様から感謝の声が届くほど丁寧な配送をしてくださいました。


食文化アワードは今後も継続的に実施していきます。様々な取り組みを通して、産地や加盟店様の発展はもちろん、これまで以上に全国各地の食文化の伝承と発展につながればと考えております。