赤坂四川飯店で熊本県和水町フェアを開催 2025年9月9日~

こんにちは、未来価値創造室の田中です。熊本県和水町との包括連携協定による取り組みのひとつ、和水町の食材を使った飲食店でのフェアは、赤坂四川飯店と2年目の取り組みとなりました。今年も赤坂四川飯店の副料理長の宮本さんに、和水町の産地取材から、お披露目会、そして3週間ほどの店舗でのフェアを開催することとなりました。お披露目会では実際に生産者さんにも参加してもらい、PRを行ってもらったりしましたが、宮本副料理長が目の前で実際に料理をされ、熱々がテーブルに運ばれて来て食べると、皆が笑顔に。生産者さんたちが本当にうれしそうにされていたのが印象的な2年目でした。

四川飯店での和水町フェアは今年で2年目を迎えます。今年も6月に、赤坂四川飯店の宮本副料理長には和水町への視察に入ってもらい、昨年に加えて新たな生産者さんの圃場の見学に行き、様々な食材を見てもらい、メニューの構成を考えていただきました。

また、今年は和水町の火の本豚を使い、四川飯店監修の麻婆豆腐の素と焼売も開発しました。もちろん、宮本副料理長監修なので、和水町の石原町長と完成とお披露目の記念に写真を撮りました。(背後には先代の陳建一さんも見守っています・・)

四川飯店監修の和水町食材を使った、麻婆豆腐の素と焼売(左:宮本副料理長 右:石原町長)

今年も、昨年大変好評だったライブキッチンでのお披露目会にしていただきました。とにかく会場中の皆様には五感で楽しんでいただけるのがライブキッチンの醍醐味です。

今年、和水町役場から当社(株)食文化へ2年間の研修で来ている朝比さんが、司会を務めました。いつもの明るい朝比さんとは裏腹にとても緊張していましたが、石原町長の挨拶と、乾杯は花の香酒造の神田社長のご発声でお披露目会がスタートしました。

今年の目玉ともなる、花の香酒造さんのお料理とのペアリングも乾杯からスタート。熊本県産の在来種「穂増(ほませ)」で仕込んだ日本酒はとてもフルーティーな香りの「産土(さんど)」で完敗しました。

花の香酒造さんとのペアリングは、下記4種が提供されました。

〇乾杯:産土(さんど)穂増:熊本県の在来種 穂増を使用

〇桜花(おうか):和水町産の山田錦を使用

〇産土(さんど)香子(かばしこ):熊本県産在来種「肥後香子」を使用 お米の香り高いお酒

〇赤酒:日本古来の火を使わない製法で作られた赤酒。灰持酒(あくもちざけ)の数少ない現存酒。

見た目も華やかな前菜にも、和水町の生産者さんの食材がふんだんに使われています。

蒲地さんのパプリカをたっぷり使用した、ピータンのピリ辛和えとオレンジの相性がぴったりでした。和水町の精肉店から仕入れた馬肉は旨辛ソースと和えた前菜です。渡辺さんのなすもしっかり添えられており、食べ応えがありました。

【チャイニーズオードブル】

〇彩りパプリカとピータンのピリ辛和え

〇馬肉の旨辛ソース

〇熊本県産 太刀魚の中華風 香辛料煮

中国料理にはアジルさんのタケノコが欠かせません。今年も、火の本豚と一緒に蒸し澄ましスープで登場しました。今年お披露目会に出席されていた、車海老を養殖されている上原さん。やはり中国料理といえばエビチリです。車海老がふんだんに使われて、ピリッとしたソースで、生のパプリカ添えで提供されました。

自らが生産したものがお料理となってテーブルに出てきたときの生産者さんの顔はとても満足気なのが、昨年同様に感じ取れました。火の本豚のスペアリブは食べ応えも抜群。そして旨味もしっかり凝縮されていました。添えられていた空心菜は、和水町のメッツァキートスさんが、品種改良前の原種に近い空心菜を、宮本副料理長の要望で栽培して、料理に供されていました。

酒かすをお料理と融合させるのは料理人の腕ですね。ホタテフライの下のソースに使われていましたが、酒かすの主張が強いわけでもなく、ほたての旨味を包み込む優しいソースの味わいに仕上がっていました。メインディッシュの麻婆茄子は、なんとビビンバ仕立て!

火で熱した石鍋にジュージューと音を立てながら焦がしたお米と野菜、その上から麻婆茄子ソースを豪快に乗せて完成!今回もダイナミックなオープンキッチンで披露されました。

ココナッツのブランマンジェ ~和水町産巨峰とシャインマスカット仕立て~

デザートには、和水町のぶどう農家の嶋田農園さんの巨峰とシャインマスカットがココナッツのブランマンジェのソースとなって登場しました。ブランマンジェのコクにぶどうの酸味がさわやかでとても美味しいスイーツでした。

参加されていた生産者さんからは、こだわりポイントの3分スピーチもありました。それぞれの個性が現れたスピーチで、会場に招待された方を和水町のファンにしたことは間違いありません。

ライブキッチンで腕をふるう、赤坂四川飯店の副料理長 宮本雅章さん

挨拶をしたり、料理をしたり、指示を出したり。1秒たりとも気を抜けないのが宮本副料理長です。どんどん、ライブキッチンで料理を仕上げて提供してくれながら、1品ずつ料理説明を行ってくれました。

今年も無事に、和水町の食材を使った赤坂四川飯店での和水町フェアに向けたお披露目会を行うことができました。

赤坂四川飯店では、9月9日から9月30日まで、熊本県和水町フェアを開催します!

お店に来店したお客様にもフェア料理として提供されます。花の香酒造のお酒も注文できますので、ペアリングを楽しめるのもうれしいですね。