北海道産のいくら 自家製醤油漬け

商品部の田中です。

豊洲市場でも沢山の鮭の卵が並び始めました。今年は高くて数も少ないので、とびっきり美味しいいくら醤油漬けを作って大切に食べようと決めていました。

ちなみに今回は本場北海道(小樽)で入手した秋鮭の卵をその日のうちに醤油漬けにしました。

小樽の市場でグラム880円で2本購入したので1腹分。

卵を1粒1粒外す前。すじこ状態

卵にとりかかる前に、まずは鍋にたっぷり水をはり、塩を加えたものを火にかけます。(42-45度くらいがベストなので、ギリギリ手を入れられるくらいの温度になったら火を止めます。

分量としては、水2リットルに大さじ1の塩です。

あわせて、漬けだれも先に用意(※冷ましておく必要があるためです)

醤油(できれば薄口しょうゆがあると色が綺麗に仕上がります)と酒、みりん、酒を鍋でひと煮立ちさせたら、火を止めて冷ましておきます。

すじこを裏返すようにすると卵が離れやすい

指で裏返すように内側の卵をもりっとさせたら、優しく筋から外し、温めておいた塩水に手際よく落としておきます。この時、筋を綺麗に外していくのがポイント。臭みの原因にもなると思うので入念にと思いますが、あまり神経質になると日が暮れるので綺麗めに。

筋からはずしたら、ボウル内の水を捨てきらない状態でなんどか塩水を変えていると、卵の表皮が浮いてくるので、そちらも流しながら塩水洗いをしたらザルにあげます。

筋から外し塩水で洗った状態

お~~キラキラしてきました!

一部白くなっていても漬けたら大丈夫です。

この状態で綺麗な器に入れ、先に作っておいた漬けダレを加えたら、冷蔵庫で寝かせるだけです。3-4時間で食べられるようになりますが、丸1日寝かせました。

いくら醤油漬けの完成

薄口しょうゆを買いそびれました。普通の醤油で作ると、色が付きすぎてしまうため、淡い色のいくらを目指すなら薄口しょうゆで作るのが良いです。粒もプチプチとして卵にも弾力が出てきました。

ご飯との相性が最高です

早速あつあつのごはんに乗せていただきました。ご飯3杯は軽く行けるほどの美味しさ。

加えて、自家製のいくら醤油漬けは自らの好みの味付けにできるのが良いですが、何よりも味が濃すぎず、ほのかな酒の香りと塩味でそのまま日本酒のおつまみとして食べられるくらいの味に仕上げました。

皮がまったく気にならなくて旨味が口の中でじゅわ~っと広がります。

今年あと2回は作ってしまいそうなくらいです。

簡単に美味しく、旬の味を堪能することが出来ました。

1年1095食の楽しみを。