今年の牛もつ鍋はシマチョウという部位を売りに

商品部 肉仕入れ担当の田中です。

今年はすでに1年分くらいもつ鍋を食べた気がします。

毎年この時期から春先まで豊洲市場ドットコムで大人気の牛もつ鍋があります。

しかしながら、今年は国内のホルモンが品薄状態となっており、普段使っている小腸という部位が集まらず、今年は販売すら出来そうもありません。

すでに何件かお客様から販売はいつになりますか?というお問合せを頂いており、その商品が人気であること、お待ちいただいているお客様がいらっしゃることがうかがい知れます。

このもつ鍋、何が人気かというと、もちろん価格面やもつの美味しさもあると思いますが、「スープの美味しさ」というのがポイントになっていることもレビューを見ながら推測しているため、

小腸がないなら、スープはそのままで別の部位で美味しいもつ鍋は出来ないものかと試食を繰り返しております。

今年は、あの大人気の「もつ鍋」のスープそのままにシマチョウという部位で販売することに決めました!

シマチョウのもつ鍋

シマチョウは大腸を指します。いつも脂がブリブリっとしているのは小腸です。

シマチョウ(大腸)は小腸に比べて脂身が少なめで少し歯ごたえがある部位。普段は「焼き」に多く使われますが、メーカーからもシマチョウなら鍋でも美味しいですよ!とおすすめされたため、試食をしてみたところ、

「私は小腸よりもシマチョウのもつ鍋が好きです!」

脂たっぷり~も美味しいですが、いよいよ量が食べられなくなってきているため、シマチョウくらいの脂身が程よいです。

スープはあご出汁のきいたしょうゆベース。希釈スープのため、味はお好みで調整して、たっぷりの野菜を入れてもつと一緒に煮込んで食べると、脂の旨味を吸った野菜まで美味しくなります。

今年の鍋は、シマチョウのもつ鍋を是非お試しいただきたいです。

1年1095食の楽しみを。