純系 高松は
イギリスで『伯爵のお気に入り』と珍重された
アールスフェボリット種の末裔。
より優秀な個体から種を採ることが繰り返された
“純系”として
昭和50年頃まで栽培されていました。
しかし、病気抵抗性がなく
栽培は極めて難しかったのです。
強健なウリと交雑させた改良種が開発されると
生産者はそれに飛びつき、
「本来の味」はいつしか消えてしまいました。
愛知県 渥美半島の石井芳典さんが作る 純系種 古田メロン(コダメロン)
「高松は美味かったなぁ、純系だもんなぁ」
夏になると父親がそうつぶやく言葉が気になり
石井芳典さんは
消えた純系 高松を探し求めました。
そしてたった一軒、 種を守っていた
愛知県古田(こだ)町の農家
渡辺いと子さん にたどり着いたのです。
敬意をこめ「古田メロン」と名付け、 復活を誓います。 |