暑さが本格化するこの時期、果物売場では“旬の果実”が一斉に出そろい、豊洲市場も華やかさを増しています。
今日はその中でも、特におすすめしたい初夏の果物を3つご紹介します。
【1】“ぽとり”と落ちた完熟の瞬間を味わう、宮崎の完熟マンゴー

宮崎のマンゴーは、樹上でしっかり完熟してから自然に落下するのを待って収穫される「樹上完熟」が特徴。
この時期でもしっかり甘く、濃厚な香りととろける口当たりが魅力です。
ひとつひとつ丁寧にネットをかけて見守る栽培方法は、まさに手塩にかけた一品。
現在お求めやすい価格でご案内中ですが、ピークを過ぎると入荷が一気に減ってしまいます。
“今だけ”の濃密な味を、ぜひお楽しみください。
【2】味の余韻が長く続く、山形・みちのく村山のさくらんぼ

さくらんぼといえば山形。そして、目利きが“指名買い”するのが「JAみちのく村山」です。
昼夜の寒暖差と長い日照時間。この2つの好条件を兼ね備えた村山市は、山形の中でも特に味に定評のあるエリア。
深いコクと後味の余韻が印象的で、果汁がしっかり甘いのが特徴です。
佐藤錦または紅秀峰、どちらも大切な人への贈り物や、週末のご褒美にぴったり。
【3】今だけの味、名門“房州びわ”を食べ納めに

長崎のびわの季節が終わり、続いて入荷しているのが千葉県産の“房州びわ”。
明治時代から天皇・皇后両陛下にも献上されてきた、由緒ある初夏の果実です。
南斜面の山々で袋掛けして丁寧に育てられた大粒のびわは、ふっくらジューシーでさわやかな甘さ。
いまがちょうど旬の終盤。来週にはほぼ入荷終了となるため、今季の“びわの食べ納め”にぜひどうぞ。
今年の夏も、残暑が厳しくなりそうです。
そんな日は冷やした果物で、心も体もリフレッシュ。
どれも“今だけ”の味ですので、お早めにお楽しみください。