「キスミーメロン」取り扱い開始からから3年。やっとお会いできました芝田誠一さん

豊洲市場ドットコム、メロン担当の八尾です。産地に行ってきました。
今回は茨城県鉾田市です。

茨城県は2020年度出荷量31,600トンと日本一のメロン生産量を誇り(出展:農林水産省-令和2年産野菜生産出荷統計)その大部分を占めるが鉾田市。

メロンロードという道を抜けて、たどり着きました。

メロン生産が盛んな鉾田でも珍しい品種「キスミーメロン」の生産者 芝田誠一さん
写真はその息子さん明弘さんとのツーショットです。

私は個人的にお会いしたくて仕方がなかった…
芝田さんのキスミーメロンは、感動するほどおいしい。

熟成して食べごろになると、柔らかながら絶妙な歯ごたえに果肉が仕上がり、とことん甘く雑味が無く後を引く香りがたまらない、そんな美味しさを堪能できます。

この美味しさに触れたのが2019年、驚いて「取材をさせて下さい」と申し込むも「収穫が始まったので、メロンに集中したい」ということでお会いできませんでした。

そして、今年こそはと考えていた2020年はコロナの混乱の中お会いできず、2021年は緊急事態宣言に伴いまたお会いできませんでした。

しかしその間もお客様には確実に評価をいただき、「芝田さんのメロンは最高だ!」「シーズンに何度も買ってしまう」とお客様からも格別の評価をいただいてきました。

初めてご紹介してから、はや3年。ついにお会いできました…!

さっそく圃場を案内いただきましたが、とてもきれいなハウスです…

ビニールの張りも丁寧で、通路も綺麗に整頓されて芝田さんが細かいところにも手間暇をかけてメロンを育てていることが伝わってきます。

芝田さんの「キスミーメロン」
身がしっかりとしていますが、滑らかな口当たりと絶妙な歯ごたえ。

昔はアンデスメロンなども作っていたそうですが、美味しさに納得がいかず今では「キスミーメロン」一本だと言います。

「時間をかけたキスミーメロンは抜群においしい。」

アンデスメロンなどの一般的な青肉ネットメロンが受粉から6月基準で50日ほどの生育期間に対して、キスミーは芝田さんの基準で60~65日程度。
これだけ育成期間が違うと手間も段違いのため、キスミーを選び生産者が少ないのも納得です。

さらに土壌改良や葉面散布するなど、栽培前から収穫直前まで美味しいメロンを生み出すために力を尽くします。
時間がかかるうえに収穫量まで制限する…しかし間違いなく旨い!

だからこそ味の良さや、品質の違いを認めてくれるお客様に届けられるようにと、芝田さんは農協や組合ではなく、個人で信頼できるネットワークを通じて、独自のメロンを販売しているのです。

私八尾がその場でいただいたメロンの糖度を測ってみたら驚きです。
なんと糖度18度を超えていました。


取材は5月末の良く晴れた日でした。
気持ちのいい風景です。遮蔽物が一切ない関東平野の環境、これから本領を発揮します。

豊かな太陽光と、気温、水はけのよい土地がメロンの美味しさにより高めてくれます。

芝田さんのメロンは常に予約で完売状態。
当店も特別に分けていただいていますが、1か月で500箱が限界かと思います。

芝田さんファンの方、気になった方は、お早目のご予約をお勧めします。
楽しめるのは6月いっぱいです。

→ 芝田誠一さんの『キスミーメロン』茨城県産 詳細はこちら