特別なときに味わう高級フルーツというイメージが強いメロン。
お中元、お歳暮などの季節のご挨拶に、目上の方への贈り物等、様々な場面で役立ちます。メロンの花は「裕福」「多産」といったポジティブな花言葉があり、出産祝いや誕生祝いなどのギフトにもピッタリです。
高知県夜須産「エメラルドメロン」
エメラルドメロンは高知県香南市夜須町で栽培されているマスクメロンです
清潔な隔離床で精密な水分管理をされ、養分を集中させるために1苗に1果に限定と、非常に贅沢に栽培されたメロンです。
エメラルドメロンは1992年の5月(誕生月エメラルド)に誕生しました。
今日に至るまで約30年。その歴史のなかでは、高級メロンの王者として君臨するクラウンメロンを目標として、栽培方法を試行錯誤した歩みがあります。
現在では栽培技術や栽培ハウスの環境制御設備は全国屈指の水準です。
生産者は14名と少数精鋭であることから品質はとても安定していると評判高いメロンです。
お勧めしたい理由①:美観
見た目の美しさにこだわります
エメラルドメロンは1玉1玉に袋(新聞紙)が掛けられています。これは全国でも稀です。
この袋によってメロンの果皮やネットが傷つくことを防ぎます。
もともとは、他県に比べて日射量が多い南国高知県での栽培において、メロンが日焼けしないようにするためのものでした。
今では、収穫後出荷の瞬間まで被せた状態でメロンを扱うことで外観の美しさを保ちます。
「見た目は大事。高級メロンは飾ってみるもんやきね、」と副部会長の永野さんは話します。
さらにアンテナ部分にも保護フィルムをし、箱のなかでメロン同士が擦れないようにと、玉と玉の間には緩衝材を施して出荷されるのです。
細部への気配りがエメラルドメロンの美観を保ちます。
お勧めしたい理由②:美味しさ
エメラルドメロンは味わいも素晴らしいです。
果肉が滑らか、吸い付くような繊細な質感です。
その理由は生育中にメロンを肥大させるためのサイトカイニン(ホルモン剤)を一切使用しないためです。細胞壁が粗く大きくならないため、緻密な口当たりなのです。
一口頬張ると、エメラルドメロンの緻密な果肉からはジュースが溢れます。
誰もが美味しい!と感じる素直な甘さです。
この甘さは「品種」が鍵を握ります。
一口にマスク(アールス)メロンと言っても、実は十数品種以上あり、それらも年々改良されていきます。
ところが、エメラルドメロン部会では25年前の品種をずっと使用しています。
栽培性をよくするために改良が重ねられた近年の品種に比べると、「食味が全然違う、濃い甘さがある」といいます。
お勧めしたい理由③:マスクメロンなのに少しだけお手頃!
関東圏において高知県のエメラルドメロンの知名度はそれほど高くありません。
静岡県などの主要な産地よりも西に位置するという構造もひとつの要因です。
…実はその分、市場価格もほんの少しだけお手頃なのです。
肩ひじを張りすぎないけれど、きちんとしたギフトメロンとして目上の方からご友人までお薦めです。
「実はこんな美味しいメロンが高知県にあってね、」と手土産にしたら、フルーツ好きの方にも喜ばれる、そんな一品でしょう。
4月以降はエメラルドメロンのトップシーズンに入ってまいります。
この機会に是非一度お手に取ってみてください。