
こんにちは、未来価値創造室の田中です。沖縄の産地レポートですが、現地に行ったからにはローカルの食や文化を見たり味わったりするのも旅の楽しみです。私は国内でも海外でも、個人商店的なスーパーなどへ行き、情報収集をするのが好きです。
1回目はメインのミニマンゴーについてブログを書きました。
東村(ひがしそん)へ到着した初日は、パイナップルの生産者さんのところも案内してくれたカナンおきなわの依田社長。
そう、沖縄県の北部に位置する国頭郡の東村(ひがしそん)はパイナップルの生産量が日本一の村!車に乗っていて、どこを見てもパイナップルパイナップルパイナップル!鳥などに悪さをされないように、丁寧に全面をネットで覆われた畑ばかりです。
東村にはパイナップル生産に欠かせない3つの条件「酸性の土壌」、「水はけの良い土地」、「高い気温」が揃っていて、村には缶詰にするためのパイナップル加工場もありました。(これも日本唯一なんだとか)
特に、東村が誇るパイナップルの品種は「ゴールドバレル」この品種を作り、加工用ではなく生食用として県内や本土へ出荷するために生産される農家が増えてきているのだといいます。
ちなみにゴールドバレルは、黄金色(Gold)の果肉と、樽(Barrel)のような見た目が名前の由来です。
今回お伺いした生産者の方は、村長を3期務められた後から、パイナップルのゴールドバレルを2万本栽培しているのだと言います。当初は奥様とはじめられたパイナップル生産ですが、最近はお子様の世代にも生産に加わってもらい、継承もしています。

軽トラいっぱいに積まれたパイナップルを荷下ろししながら選別をされていました。
その時に見せてもらったのが、どうしてもできてしまう、葉の部分(クラウン)が複数出たりしているものや、クラウンが出てこないパイナップルや、コブが発生しているパイナップルなど。これは味は全く変わらないのに正規品として出荷することが出来ないのだと言い、ほぼ価値がない状態になるため、なんとか出来ないかという相談も受けました。

これは、葉(クラウン)が複数発生してしまっているパイナップルです。

キンキンに冷えたゴールドバレルの試食までさせていただきました。お尻側は特に糖度が高いです。とにかくジューシーで(果肉が柔らかめの品種)、芯まで食べられて、あの独特なイガイガとした感じも全くなく、パイナップルジュースを飲んでいるかのようで、香りもとても良いです。
そんな東村(ひがしそん)の道の駅「サンライズひがし」には、もっと面白い情報が得られるに違いない!と、仕事の合間を見計らいいざ市場調査へ!

もちろん、パイナップルやマンゴーなど沢山並べられている中に、同じくらい棚を使っていたのがバナナ!種類もいくつかありました。サンライズひがしでは、右側の島ばななを1房購入。担いで帰ってきました。東京へ戻る日は名護市から空港へ向かう道中にいくつかの道の駅にもよりましたが、バナナが本当に豊富。黄輝という品種のバナナも購入してみました。
東村でコーヒー農園を営まれている又吉コーヒー園にも伺いました。農園のほかにアクティビティや宿泊施設、カフェも併設されていて、観光農園ですね。この日はここでランチをすることにしました。さすがコーヒー農園だけあって、様々なコーヒー豆の種類から選ぶことが出来ました。ちなみに又吉コーヒー100%は1杯2500円でした。うひょーーーー。超高級ホテル並み。今回は海外産の豆のアイスコーヒーにしました。苦みや酸などマトリックス図もおいてあったので選びやすかったです。私は「グアテマラ」にしました。グミジュースやグアバジュース、3か月発酵させた手作り酵素ジュースとかとか・・うわぁぁぁ私の好きなメニューばかり。また来たい!
▼又吉コーヒー園
https://www.matayoshicoffee.jp/eat.html
そしてなんとなんと、軽食で頼んだホットサンドの具がバナナだったんです!驚きー!しかもジーマーミージャムと一緒に。そう、ピーナッツペーストです。

これが本当に美味しかった!アップルパイ的?な感覚です。バナナにさらに付加価値を付けるってこういう事もありだなと勉強になったわけです。もっと広めたいな~「バナナホットサンド」
ランチをした後に、少しだけコーヒー農園を見学し、コーヒーの苗も販売されておりました。なるほど。コーヒー園をするのも悪くないか。と将来について考えていると、カナンおきなわの社長奥様に、「コーヒーは寒いの苦手だから、ハウスに加えて温めるお金は結構かかっちゃうかもね。」のヒトコトに現実に戻された私。温暖化が進むこれからの農業には悪くないと思いつつ、関東圏での夏以外はまだ厳しいか。
でも。東村の魅力になんだか、たっぷり触れられて満足でした。
沖縄出張ブログは続きます。(まだネタがある!)
1年1095食の楽しみを