食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
6月8日(木)今朝の豊洲市場
津軽海峡三厩の天然本まぐろ
津軽海峡の天然本まぐろ、一本釣りの青森三厩水揚げが入荷していました。津軽海峡のまぐろといえば、大間のまぐろの知名度は群を抜いていますが、龍飛岬の前に広がる津軽海峡にある三厩はその大間に勝るとも劣らないという評価を得ている漁場です。日本海を北上する対馬海流が流れ込むため、潮の流れが速く、この流れと複雑な海底地形が相まってまぐろの好漁場が形成されるのだそう。
漁は一本釣りで行われます。この釣りの漁法には独自性があり、「タンブ流し」と呼ばれる方法がこの地区に根付いています。
発泡スチロールの浮きにテグスを巻き付け、その先に釣り針を付けたものを仕掛けとして、イカなどの餌をつけて潮の上流から流してまぐろが喰いつくのを待つ。
まぐろが喰いつくと、浮きが惹かれて勢い良く回転し、飛沫があがる。
浮きを上げ巻き上げ機で慎重にテグスを引き寄せ釣り上げる。
釣り上げた後はすぐに氷で冷やされます。実際に並ぶ魚体も抜群の品質。この時期は比較的あっさりめの味だそうです。
ヒイカ
「ヒイカ」はジンドウイカと呼ばれることもあります。大きくても胴体の長さが12cmくらいまでしか成長しない、可愛らしいサイズです。が、寿命は1年ほどだそうです、。
小さいので捌くことなくそのまま調理できます。(刺身にする際は下処理必須かな)茹でて生姜醤油で食べるもよし、甘辛煮にしても、お酒に合うこと間違いなし!ですね。
地金目鯛
見事な神奈川県産の「地金目鯛」が入荷していました。ここまで立派なサイズであれば、まずは皮霜造りで、残りは酒蒸しか煮つけで楽しみたいです。
葉付き枝豆
鮮度抜群の「葉付き枝豆」が入荷しています。圧倒的に味が濃いのですよね。おいしそう~。
タガのひとり言「49.3キロの巨大カンパチの楽しみ方」
先日ご紹介した、魚体49.3kg・天然・延縄漁の「カンパチ」を楽しみ方をまとめたコラムを投稿しました。ちょっと日にちが空いてしまいましたが、ぜひご覧ください。