食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
6月26日(月)今朝の豊洲市場
本日初入荷!大間まぐろ
早くも一本釣りの「大間まぐろ」が今季初入荷!例年よりも1ヶ月弱程早いです。豊洲市場には4、5本入荷があったようですが、写真の原魚サイズは40kg台とさほど大きくはありません。
しっかし、おいしそう。
急遽お願いして、仲卸 米彦に各部位に切り分けていただき、姉妹サイト うまいもんドットコムで販売しています!
あのりさば
丸々と太り、いい色艶した鯖を発見しました。三重県志摩産、安乗港の「あのりさば」です。安乗と聞くと、「あのりふぐ」が思い浮かびますが、実はこの「あのりさば」も関サバにもひけを取らない品質として市場では評価を得ています。隠れたブランド魚ですね。
・黒潮と伊勢湾に流れ込む木曽三川の水、三重の名河 宮川の清流、そしてリアス式の地形、岩礁が良い漁場を作っているということ
・1本釣りされ、鮮度を保つために船の上で入札が行われていること
このような点が評価を得ているポイントのようです。
ちなみに、安乗地域には「あのりさばの塩辛」という郷土食があります。「あのりさば」をぶつ切りにして塩のみで発酵させた珍味で、お酒に合うのはもちろんのこと、料理にも使えるそうです。わたし絶対好きだ。食べてみたくなりました。
下北半島の瓶詰め生ウニ(キタムラサキウニ)
カップ酒仕様の瓶に入れた生ウニ(キタムラサキウニ)の入荷は不安定。1瓶ずつ手作業で詰めるため、手間がかかるんですよね。恐らく産地が余裕がある時に作っているのだろう。
キタムラサキウニが瓶に綺麗に積み重なっています。少なく見えるかもしれませんが、ぎっしり180g入っているので、結構量あります。
この瓶うに、ミョウバンだけでなく、食塩も使っていません!ここだけの話、ウニ鍋などを提供するお店では、冷凍しちゃうところもあるのだとか…。
ご家庭では丼、寿司、炊き込みご飯などにして、存分に楽しめそうですね!
エシャレット
紛らわしいようですが、「エシャレット」と「エシャロット」は違う野菜。簡単に説明すると、
「エシャレット」は品種名ではなく、若採りのらっきょうのこと。らっきょうが大きく成長する前に収穫した野菜です。
「エシャロット」は、中央アジア原産の小型の玉ねぎの一種。欧米ではポピュラーな野菜で、フランス料理やイタリア料理には欠かせない野菜です。
タガのひとり言「エシャレットの楽しみ方」
ザ、シンプル。定番ですが外せないのが味噌をディップする食べ方です。病みつきになります。
他にもひと手間加えて、ぬか漬けや醤油漬けはもちろんのこと、炒め物や肉巻きなど、加熱するとホクホク食感となり、違った味わいを楽しめますよ。