食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
6月17日(土)今朝の豊洲市場
三河湾の手掘りあさり
三河湾は干潟や浅場が多く、あさりの生育には最適な条件が揃っています。また、餌となるプランクトンが豊富に含まれている水域、かつ塩分濃度が1.9~2.0%で安定しているため、そこで育つあさりの身は柔らかくふっくらしていることが特徴です。ちなみに、塩分濃度が2.5%位高くなると身が硬めになると言われています。
そんな三河湾でのあさりの採取方法は2通りあります。
通称「腰マンガ」という漁法です。「マンガ」と呼ぶ漁具を腰につないで、爪を砂に潜らせながら引いて、アサリを獲ります。
手掘りの漁法は他にも、「長柄マンガ」 があります。岩場など、「マンガ」が使えない場所では、潮が引くのを待って、鉤を使って潮干狩りのように掘ります。
通称「ポンプマンガ」と言われます。一昔前では砂かみがどうしても多くなりがちだと言われていましたが、近年では改良が進み砂かみの可能性が低く、さらに貝にとてもやさしく獲れるようになりました。
春先から盆暮れあたりは、卵を産む時期なので身入りが良く、甘み成分であるグリコーゲンを多く含んでいます。この時期のあさりは積極的に楽しみたいですね。
常盤もの日戻りメヒカリ
「メヒカリ」は各産地から、大きなサイズも入荷しています。なかでも“常磐もの”福島県沖のメヒカリは、脂がのり味が良いと言われています。
画像は夕方出航し翌朝には漁を終えて戻る「日戻り船」にて水揚されたものですので、鮮度バッチリのはず。なんといっても唐揚げがおすすめです。
浜茹で花咲蟹
浜茹での「花咲蟹」は真っ赤っかで目がいきます。
エルダーフラワー
「エルダーフラワー」が並んでいました!この時期だけ、小さくて白い花を咲かせます。コーディアルシロップとして使用されることが多いです。
リラックス効果があることで知られ、古代エジプト文明の時代から民間薬として利用されていたようですよ。わたしもシロップを作って癒されようかしら。
タガのひとり言「豊洲市場内スタンプラリー」
豊洲市場内にスタンプラリーができていました!合計3つの場所に配置されているようです。こちらは青果棟、ゆりかもめ側の入り口で見つけたのですが、他では見かけたことが無く、あと2つ、どこにあるのだろう。