タガの豊洲市場日記:マツカワカレイ、いわしすりみ、そばの芽 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    10月11日(水)今朝の豊洲市場

    マツカワカレイ

    マツカワカレイ

    あら、寅っぽい。こちらは「マツカワカレイ」です。ホシガレイと並ぶほどカレイの中でも高級!“カレイの王様”と言われることもあるのだとか。
    写真の魚は北海道の十勝沖で水揚げされ活〆で入荷しています。大体2kg超サイズですね。

    刺身が極上のようで、エンガワや肝も驚くほどの美味だそう。ん~食べてみたいです。

    いわしすりみ

    いわしすりみ

    通年あるっちゃある、という三陸石巻加工の「いわしのすりみ」は、10月以降期間限定で冷蔵で入ってきます。(通常冷凍が主)
    賞味期限は3~4日。十分ある方かなと思います。

    鍋商材は今後需要がありそうですので目を光らせています。意外とこういった商品、うれしいですよね。
    つみれ汁、鍋ばかり浮かびますが、よく見ると書いてある通り、いわしハンバーグやさつま揚げにもなります。栄養満点だ。

    ボイル真蛸

    ボイル真蛸

    ここ最近、500g以上1kg未満程度の「ボイル真蛸」をよく見かけます。
    産地はアフリカ。とはいっても作っているのは日本人。生で入荷して、ボイルするのは三陸なのだそうです。掘り下げてみるとこれがまた勉強になります。

    元々状態(見た目)が悪く入荷していたアフリカ産の蛸。これでは売れないと、日本の漁師が現地入りし共に作業を始めたそうです。
    そこからみるみるうちに品質が良く、美しい真蛸が入荷するようになったのだそう。もちろん需要も高まり、伴って価格も上がったそうです。

    現地アフリカの人も驚いたでしょうね。現地に赴いた日本人の覚悟も凄いですし、形に表すのも格好いいなと思います。
    表面だけではわからなかったアフリカ産の「真蛸」の価値がわたしのなかで上がった今日。教えてくれた仲卸に感謝です。

    そばの芽

    そばの芽

    静岡県産の「そばの芽」です。種子を発芽させたスプラウト(新芽野菜)のことです。なんとなくイメージあるかと思いますが、栄養価は素晴らしいです。
    似た印象を持つ「かいわれ大根」に比べて辛みもなく、サラダの他様々な料理との相性も良いのだそう。蕎麦の薬味として添えてもいいですね。

    タガのひとり言「本日10月11日は豊洲開場5周年」

    いつかの豊洲市場

    築地市場から移転した豊洲市場は、本日11日で開場から5年を迎えました!
    今朝、社内での朝礼では、築地時代からいる食文化スタッフからこの5年の話を簡単に伺い、とても趣深く感じました。
    豊洲市場の現在はインバウンドも増えたり、新しい施設ができたりと、これからも変わり続けそうな予感。盛り上がっていくといいです。