
豊洲市場ドットコム仕入れ責任者兼「ごはんソムリエ®」の八尾です。
9月中下旬から本格的なシーズンを迎える新米ですが、8月は一足早く極早生米の流通が始まります。
私はここ数年、新潟県の「葉月みのり」を新米の皮切りに楽しんで、その年のお米の出来を計るのですが、“今年の新潟米はとても期待が出来そう!”です。
是非実食レポートをご覧ください。
今年もやってきました。新米シーズン。
私も大好きな「葉月みのり」が、8/23に我が家に到着しました。8年産のお米で、精米時期も8月。まごうこと無き新米。
葉月みのりは毎年美味しくて購入していますが、いち早く新米を楽しめるというのも本当にうれしいものです。
体に馴染む安心感、それにしても、袋の窓から見えるお米に透明感があり、美しいですね…

黒い背景に生米を並べてみましたが、透けて見える美しい粒です。高温障害による白濁米「シラタ」もほぼありません。
地元農協の選別では、今年の葉月みのりは初日100%一等米だったと言います。
ちなみに、厳密には器具などが違うのですが、このように黒いお皿に載せて透明な粒の率を計ることは、農協などでも等級検査で採用されている手法です。
実際手元に届いたものも、この比率であれば一等米と言って間違いないでしょう。(※等級指定はしておりません)

新潟県はここ数年、かつてない高温と渇水によりお米の品質低下が叫ばれていました。特に暑さに弱いコシヒカリやその血を色濃く受け継ぐ葉月みのりは顕著でした。
しかし今年は、ここ数年で特に素晴らしい状態です。
早速洗米し、炊飯します。
通常通りの炊飯で大丈夫です。私も一般的な炊飯器を使っています。
新米は水分を多く含んでいるため、ほんの少し水を減らす(3合に対して2.7合分)のがシャッキリ炊き上げるコツ。ポイントはこれくらいです。

炊き上がりの質感をご覧ください!
粒がシャキッと立っていて、艶やかで美しい。素晴らしい出来です。
ほぐしても箸で持っても、粒が崩れることが無く抜群の見た目。

素晴らしい美味しさです!
しっかりとした食感がありながら、程よい粘りのある絶妙な歯ごたえ。噛むごとに優しい甘味をじわじわと感じ、どこか爽やかな香りが広がります。
極早生米らしい、とても爽やかな印象。
しかし、今年は特に「旨味が強い」と感じます。
この食感と味であれば、刺身・焼き魚のお供にばっちりだと思います。
ぜひ秋刀魚のような脂のある魚や、鮪のような味の濃い魚と合わせてみてください。

というわけで、令和8年最初の“新米”をいただきました。
毎日食べるお米ですから、お気に入りの品種を作ったり、食べた事のない品種にチャレンジすることで、一年を通じてお楽しみいただければと思います。

