熊本県和水町での地域産品ブランディング事業

食文化 田中
食文化 田中

未来価値創造室の田中です。私たち未来価値創造室のメイン事業ともいえる、地方自治体との包括連携協定における事業のひとつに、地域産品ブランディングがあります。毎年、和水町の事業者の皆様に向けて、講師の方々を招き様々な視点からマーケティング(ブランディング)の勉強会を開き、事業者が自立してブランディングができるよう推進しています。

今年で地域産品ブランディングは3年目。1年目は弊社取締役の井上が全3回のマーケティング授業からスタート。2年目は当社でも取り扱っている全国屈指の凄腕生産者の、福島県の桃の生産者「古山さん」と、豊洲市場の元セリ人で、九州から凄い柑橘を生み出して世の中に送りだそうとしている柑橘の生産者の「池元さん」と、元ローソン商品部長の「稲葉さん」を招き、より事業者に近い視点の講師の皆様からの勉強会を実施。今年の3年目は、東京農大で地域ブランド戦略論などを教え、地方創生や地域のブランディングに精通しているビスポークの長田さんに講師をつとめてもらいました。

ビースポークの代表、長田さんです。様々な事例を紹介していただきながら、お客様に「想起」してもらうこと。3Cのフレームワークがとても重要であること。ブランディングはお客様の心をつかむことで恋愛に似ていることなどを事例に、事業者の皆さんにも分かりやすい授業内容だったのではと感じるとともに、自分自身もとても勉強になりました。

私たちは今回の勉強会のほかにもビックプロジェクトを抱えており、道の駅でもある「きくすいロマン館」で販売しているいきなり団子のブランディングも、長田さんのお力添えもいただきながら、熊本イチのいきなり団子にしようというプロジェクトがあります。

熊本県の様々な地域のいたるところで製造・販売されているいきなり団子ですが、ロマン館のいきなり団子がどこよりも美味しい!と、皆口をそろえて言います。

ロマン館で販売しているいきなり団子です。なんといっても、奥側に少し見えている加工場で、朝からおばちゃんたちが丹精込めて手作りをしているのです。朝にロマン館に行くと、蒸したてホッカホカのいきなり団子が食べられます。このTHE手作り感がなんとも言えず売れるのかもしれませんが、ちょっとデザインを加えたり、売り場を変えたり、商品の売りのポイントをもう少し整理したりしながら、もっと売れる、そして熊本イチのいきなり団子にすべく、皆で意見交換をしています。

作り手のおばちゃんを囲みながら、まずは現状把握。いまの状況を聞きながら、ポイントを探ったり、改善できるところを探ったりしています。こういう機会を作るだけでも、現場と企画側の意識に温度感が出ないようになど、全体的にもうまく回っていくのです。

熊本県を代表するいきなり団子へと成長させ、和水町が誇る名物にしたいと思っています。

そうそう、和水町と言えば、金栗四三さんです。日本人として初めてオリンピックに出場したマラソン選手で、今では知らない人はいない、箱根駅伝の創設者です。えーーーーあの箱根駅伝を作った人ーーー?とびっくり。箱根を登り切ったあとの往路表彰式には毎年、和水町町長も参加しています。

あとは、NHKの大河ドラマ「いだてん」の主人公が金栗四三さんですね。

「体力・気力・努力」の精神のもと、日本中にスポーツを楽しむことの普及に努めました。

町の小学校や中学校から、いたるところに「体力・気力・努力」の文字。和水町のひとたちは小さなころから金栗四三さんの精神を叩き込まれてきているのだなぁと感じます。

いきなり団子を熊本イチにしたいなぁぁぁ。