この夏は“産地の本気”を食べる。今だけの完熟果実特集

暑さが本格化してきた7月。今回は、そんな夏にぴったりの果実を4つご紹介します。産地や生産者の熱意が詰まった果物ばかり。ご自宅用にも、夏のギフトにもぜひどうぞ。

【1】甘さと香りにうっとり。標高の高地で育った“本物”の桃『大藤の桃』

昨年も多くの高評価レビューをいただいた山梨・大藤地区の桃。今年もまた、その季節がやってきました。

山梨県の中でも標高の高い大藤は、昼夜の寒暖差が大きく、果実の熟成に時間をかけることができます。その結果、果肉の質、甘さともにトップレベル。現地を訪れると、生産者だけでなく、販売担当や営農指導員までが「どうやったらもっと美味しい桃を届けられるか」を真剣に考え、行動しています。その熱量が、大藤の桃の味の深さにつながっているのです。

【2】真っ赤な果皮に、プリプリ果肉。『みやざき完熟ライチ』の魅力


この時期になると、豊洲にも完熟ライチの入荷が本格化します。とくに宮崎県産のライチは、その赤く艶やかな果皮と高い糖度、そしてプリッとした食感が特徴。輸入ライチではなかなか味わえない、完熟ならではの味わいが楽しめます。

宮崎県内でも約10数軒の農家しか栽培していない希少な国産ライチ。30年以上の試行錯誤を経て、東南アジアの栽培技術と自らの経験を融合させてようやく安定的な生産に成功した、まさに“努力の結晶”です。

完熟を見極めて収穫されているからこそ、味わえる深い甘みと香り。今が買い時です。

【3】ネットに落ちるその瞬間まで完熟。香りと甘さが極まる『みやざき完熟マンゴー』


宮崎の完熟マンゴーも、いよいよ終盤戦。今年は前半の低温の影響で入荷が少なかったぶん、後半になって一気に出回ってきています。

宮崎のマンゴーは、樹上で自然にネットに落ちるまで完熟させてから収穫されます。だからこそ、果実には栄養と甘みがぎゅっと凝縮。マンゴー好きの方にこそ味わってほしい、濃厚でとろける味わいです。

とくに4〜5Lの特大サイズは、百貨店や果実専門店レベルのクオリティ。夏の贈り物としても自信をもっておすすめできます。

【4】小玉すいかのイメージを覆す、甘さとシャリ感。新潟発『Niigataルビームーン』


小玉すいかと侮るなかれ。この『Niigataルビームーン』は、平均糖度13度以上で、皮のぎりぎりまでしっかり甘い。そのうえ、大玉すいかにも負けないシャリっとした食感が楽しめます。

このすいかが生まれたのは、新潟・赤塚地区の砂丘地帯。部会の全生産者が収穫スケジュールを管理し、毎回の食味検査まで徹底して行うという、品質へのこだわりぶり。

厳しい基準をクリアしたものだけが『Niigataルビームーン』として出荷される、まさに“選ばれたすいか”です。大玉サイズの在庫が今なら少し余裕あり。気になる方はぜひお早めに。