蒸し暑さが増すこの時期、涼やかな果物の贈り物が喜ばれる季節になりました。
大切な人へのお中元にも、自宅で味わう“夏のごほうび”にもぴったりな、旬を迎える果実たちをご紹介します。見た目、香り、味わい、どれをとっても魅力たっぷり。ぜひ、今年の夏の一皿を選ぶヒントにどうぞ。
【1】“指名買い”される白桃。岡山・総社の「恋みらい」

百貨店や高級フルーツ専門店でも評価の高い、岡山白桃。その中でも、生産者の秋山さんがすすめる「恋みらい」は、6月下旬から楽しめる早生品種でありながら、人気の「白鳳」にも引けを取らない味わい。
やや小ぶりな果実は手に取りやすく、やわらかくジューシーな果肉はこの時期ならでは。届いたらすぐに、冷やしてそのまま──夏の始まりにぴったりの、やさしい甘さが広がります。化粧箱入りで、贈答用にもおすすめです。
【2】職人の技で育つ、宮古島の「塩マンゴー」

沖縄・宮古島の自然と職人の知恵が詰まった「塩マンゴー」。
ミネラル豊富な海水を畑に撒くという独特の栽培法により、甘さだけでなく、コクのある味わいが生まれます。
とはいえ海水の扱いは非常に難しく、まさに“門外不出の技術”。毎年人気のこのマンゴー、今年は作柄の関係で皮にやや斑点が出る個体もありますが、味や香りは健在。贈り物にも、ご家庭用にもぜひ。
【3】糖度17度超えも。甘さと果肉感を併せ持つ「キスロマン」

名前も味もロマンチックなハイブリッドメロン「キスロマン」は、アールスメロンとアンデス系ネットメロンを掛け合わせた、甘さと果肉感を併せ持つ逸品。
このメロンの魅力を最大限に引き出すために、芝田さんは通常より10日以上も長く畑に実らせ、熟成を待ちます。
その手間が実を結び、計測糖度17.2度を記録したことも。濃厚でありながらも上品な甘さを、ぜひ一度味わってみてください。
【4】高原のさくらんぼ「夢」。月夜野から届く特別なLサイズ

群馬県・月夜野の標高600mの高原で育ったさくらんぼは、昼夜の寒暖差とたっぷりの日差しのおかげで、甘みと酸味のバランスが抜群。今年はLサイズが豊作だったこともあり、特別価格でのご用意が叶いました。
品種は佐藤錦または紅秀峰。どちらも艶やかで、口に含むと果汁がはじけるような一粒です。都内の高級果実店でも“指名買い”される味、ぜひご家庭でも。