
こんにちは、未来価値創造室の田中です。行政事業では熊本県を担当しています。先日は新たな事業の公募で熊本県庁でプレゼンテーションをしてきました。社内のプレゼンテーションより全く緊張しなかったという不思議。受託できるといいな。と思っているこの頃です。
熊本県へ行ったときの話なのかと思いきや、、
銀座にあるアンテナショップ「銀座くまもと館」の話です。銀座くまもと館では、市町村別のフェアが定期的に開催されており、6/10~23日まで南関町のフェアでした。

県北に位置し、福岡県の県境にある南関町は、当社と包括連携協定を結んでいる和水町のおとなり。ということもあり、現地の道の駅をのぞいたりという程度ですが、どこかお隣ということもあり親近感。南関町といえば、特産の「南関あげ」がとても好きで、いつも熊本出張の度にお土産に買うほど。
そんな南関町の特産には「100年フード」に認定された「南関そうめん」があります。
100年フードは文化庁による、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を継承していくための取り組みで、その食文化の価値を再認識し、地域活性や食文化の振興につなげる事を目的に、いまでは全国で300件の食文化が認定されています。
南関そうめんの歴史は250~300年ともいわれ、江戸時代には肥後藩主の参勤交代の際に、肥後の土産として将軍家に献上されていたとされます。最盛期の明治中期には200を超える製麺所があったそうですが、現在では10軒ほど。
特徴は茹でても伸びないほどのコシの強さと、しこしことした食感です。
いやー南関町は行く機会もありそうだし、もう少しこの10軒のことを調べたい!と思い、今回はそうめんを買わずに、副産物を買うことに。同じ100年フードです。

そうそう、いつも思いますが「食べ方の記載」が重要です!

サラダや汁物に入れると良いそうです。ということで、毎日のお味噌汁に入れてみることにしました。そして、綾田製麺所をひとつ覚えたぞ。

秋田の稲庭うどんを取材したときに、麺を伸ばして吊るし乾かす工程を見せてもらったことがあります。そうめんも同じような工程を経ていると思います。そして、その吊るしている棒にかかる部分は、そうめんの製品からは取り除かれ、「ふしめん」という商品名がつけられています。

さっそくお味噌汁の具材にします。この日は、玉ねぎにえのきと、具材は真っ白。そしてふしめんを入れてさらに白!お味噌は熊本でいつも買ってくる麦みそです。

完成写真からはどれがふしめんかがもはや分からないですが、ちゃんと玉ねぎとえのきの間に居るのです。そしてお味噌汁にあまり興味のない娘が、ふしめんがはいった途端、食べる食べる。なんでだ。別の意味で新たな手法を母は手に入れた。
もちっとしたアクセントが美味ですし、お味噌汁に合うことが新たな発見です。こうした食べ方提案はいつも大事だなと思うのです。
そして、次、熊本へ行くとおそらく南関そうめんやふしめんを探す私。次は南関町でどこの製麺所の南関そうめんを買うか決めて、ふしめんと一緒に購入してみようと思うのです。
1年1095食の楽しみを。