水産担当の中村です。今回は、先日仲卸で発見した余市のあん肝で、あん肝ポン酢を作ってみた!をご紹介します。
先ずはじめに、なんとなくわかると思いますが、ちょっとグロいです。
大丈夫な方だけご覧ください。
1.よく洗う
最初は、ボールにたっぷりの水を溜めて、よく洗います。血が出てくるので、何度か水を換えてください。写真のようが水が濁らなくなったら、洗いの工程は完了です。
2.筋・血管・血・薄膜を取る
指で血管をつまんで、包丁の先で切れ目を入れて少しずつこそぎ取っていきます。多少崩れてしまっても問題ないです。つるつるしている薄皮は、すき間に指を入れるとペリペリと簡単に剥ぐことができます。
1面ができたら、ひっくり返して裏面も処理します。血管が見にくいときは、少し切って開いて、取ってみてください。
全て処理ができたら、またボールに入れて、見えている血はよく洗い流します。
3.酒と塩で血抜き
水に塩と酒(今回は日本酒を使用)を入れて、あん肝を投入。ラップをして冷蔵庫で3時間ほど浸けてください。血は臭みの原因になるのでしっかり出さなければなりません。
血抜きが完了したら、水でさっと洗い、キッチンペーパーでしっかり水分を拭きとります。
3.成形・筒状に包む
お次は、成形してラップ・アルミホイルで包む工程です。
お店で見る円形にするために、横と縦の幅、高さを調整します。トリミングで四角くして、切り取った部分を上にのせて高さを揃えるイメージです。
整ったら、ラップを敷いて、くるっと丸めて包みます。隙間がないように、端をしっかりねじります。この時、片方を結ぶとやりやすいと思います。竹串で空気が抜けるように何箇所か穴を開けます。その上から、今度はアルミホイルを巻きます。アルミホイルにも竹串で穴を開けます(蒸す段階で出てくる血が外に流れるように)。
4.蒸す
後半戦の蒸しの工程です。蒸し器で約20分蒸します。蒸し器が無い場合は、お湯にお茶碗をひっくり返して沈めて、その上にお皿を置いて、簡易蒸し器でやってみてください。
竹串で刺してみて、中身が出てこなければ蒸しは完了です。
粗熱を取って、冷蔵庫で冷やしてください。
柔らかく、濃厚な蒸しあん肝の出来上がりです。私自身初めて挑戦しましたが、今まで食べたあん肝の中で一番美味しかったです。若干の手間はかかりますが、ぜひ作ってみていただきたいです。