【サラカツ!】石川県伝統の加賀野菜「金時草」を食べてみた


今までの記事はこちら
 
こんにちは。
㈱食文化デザイナーの森﨑です。
 
みなさん夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕は夏コミにサークル参加をしつつ、噂のファビュラス叶姉妹を見学してきました。
 
会場内で謎のコミケ雲が発生したり、人の熱気で湿度が訳の分からない事になる、おぞましい空気が漂う控えめに言って地獄のような夏コミ会場ですが、叶姉妹の周辺だけ空気と香りが清涼感溢れる楽園の様で、「芸能人ってすごい!」という小学生並みの感想を抱いた連休でした。
 

会場はこんな感じ

 

そんな折角の夏なので珍しい夏野菜を買ってきた

 
いつも通っている仲卸さんで珍しい見た目の野菜を見つけました。
しかしその野菜、パッケージに野菜の名前が書かれておらず、そもそも何の野菜かもわからなかったので仲卸さんに
 
「これ、何ですか?生で食べられますか?」
 
と、聞いたところ、
 
「金時草か……(考え込んでいる)……うーん、普通はお浸しとかにしてお湯を通すけど、まぁ大丈夫じゃない。」
 
という非常に頼もしいお返事を頂いたので早速購入。
 

加賀の伝統野菜「金時草」


 
どうやら、こちらは石川県の伝統野菜「金時草」というらしく、7~9月が旬の野菜のようでした。
 
葉の紫色が、これまた加賀で有名な「五郎島金時(ごろうじまきんとき)」の色と似ていた事から、それにちなんで「金時草(きんじそう)」と名付けられたようです。
(しかし、何で「きんときそう」じゃないのでしょう)
 

早速サラダに加えて食べてみた


 
というわけで、本日のサラダです。
いつもの葉物に隠れて全く見えませんが、金時草を細かく千切って入れてあります。
 
そして、お味の方はと言いますと………
 
 
すみません、僕はメチャクチャ苦手な味でした。
 
 
生で食べると、野性味がかなり強いといいますか、緑の味が真っ直ぐに突き刺さってくる感じですね。隣にいたデザイナーにも無理矢理食べてみたもらった所、中々苦い顔をしていました。
 
金時草はどちらかというと香草系の味が近いのでしょうか。主観ですが、パクチーとかクレソンがお好きな方は割と生でもイケるのかもしれません。
 
ちなみにお裾分けしたさかいさんやましろさんは「いけるいける!」といってムシャムシャされておりました。
 

次はお浸しにして食べてみた


 
1パック400円弱もしてしまった野菜を食べきらないのも悔しいので、たまたま僕の母が石川県の生まれであった事もあり、わざわざお浸しにしてもらう為に実家に帰りました。
 
これまた写真には写っておりませんが、お浸しにしてもらった後醤油を垂らし鰹節を振っていざ実食!
 

あら、何かすごい美味しい。

 
お湯を通す事で独特の野性味がかなりマイルドになり、むしろその野性味が何かこう…ものすごいイイ味になっている不思議。
 
また金時草の特徴として、お湯を通す事でヌメりが出るらしく、これまたヌルヌルした口当たりがマイルドさを強調している的な。
 
流石に茎の部分はお湯を通してもかなり苦かったですが、御飯のお供、酒のつまみにもぴったりな逸品となりました。
 
というわけで、アクが強く、人によっては苦手な味の野菜でも、調理方法によってとても美味しく頂けるという、叶姉妹ついでにいい経験をさせて頂いた夏休みでした。
 
(㈱食文化 森﨑)