この写真も先週末ごろに送られてきた画像です。
画像の中に見えているさくらんぼの数があまりにも少ない。
本来は良い実に栄養が行くように摘果するほどできるのですが、
今年はほとんど手を付けられない状態。
残った実を何とか収穫にまで持ち込まなければいけないという
かつてない事態に直面しています。
5月27日、県の発表では例年の68%、
県が収穫量の調査を開始した1996年以来最低の収穫量予想となりました。
かつてない、山形さくらんぼ危機といっていいでしょう…
私たちは10年以上にわたり毎年
シーズンには現地に泊まり込んで出荷をしてきました。
それはとてもデリケートなさくらんぼを、最高の状態でお届けするために、
最良の方法だと思っていたからです。
私も、現地に泊まり込んで出荷作業を4年ほど行ったでしょうか…
農家さんや物流業者さんたちと連携したり、
時にはぶつかりながら、信頼関係を築き上げてきました。
コロナで2年会えていません…
しかし、顔を合わせられなくても
間違いのない商品を選び、細やかにお客様への配慮をしてくれる
そんな産地の皆様に、私たちもこたえなければいけないと
今回の決断に踏み切りました。 |