豊洲市場ドットコムの井上です。
宮崎に来ました。宮崎にはマンゴーの取材に訪れる事が多いのですが、今回は違います。
JF宮崎漁連さんにお招きいただき、商品名をつけるポイントなどをお話する機会をいただきました。
肩書は「指導員」です。身が引き締まります。
鮮魚だけでなく加工品を作って付加価値をあげようと言うのは、日本中どこでも同じ課題です。
簡単にはヒット商品は作れませんが、ご縁を繋げて売れるようにしていきたい。
さて、このMTGの前に宮崎の市場をぜひ見たい!と無理を言いましたところ快諾していただきました。
で、当然集合はこの時間。
眠いけど、もっと布団の中にいたかったけど、でも魚と野菜が僕を呼んでいる。
前日の時化でこの日の魚は少ない。
5:30頃にセリが始まります。群がっているのはアジの山。
鰆やサバも上がります。
こちらは、地物のウニ。ムラサキウニの小さいものらしいです。
こういうのはまず豊洲には来ないですね。
実は、前日の昼にしっかり食べておりました。サッパリした味わいです。
これで1500円は安い!食べる価値あり。
宮崎の魚でおもしろいのがこの「オオニベ」です!
なんていうのでしょう、100年くらい生きてるような雰囲気。
とにかく餌をたくさん食べる種らしく、昔は経済効率性の良さ養殖が検討されたとのことです。
その頃に放流された稚魚が今成魚になって増えいるのだとか。
味はタンパクで刺身ではまぁまぁ、煮つけや加工の原料に向いているとの事です。
味はスズキに似ているそうです。
今回は食べる機会がなかった。心残り。。。
宮崎は海岸線が広いのですが遠浅で養殖には向かず、天然の魚が中心。
養殖は陸上養殖になります。
加工品を作るなら、このオオニベなんかは良いかもしれない。
青果市場で圧巻だったのは、この「日向夏」!
一面の日向夏は宮崎ならでは。豊洲では見れない光景ですね。
場外市場(場内にある)的なスペースには、素朴なパンが売られていて、これがとても美味しそう。安いし。
朝早くてまだ空いてる店は少ないです。
餃子屋さんが何件かあったのはなぜだ?宮崎では魚や野菜の仕入れと一緒に餃子も。。。なんてことがあるのだろうか?
豊洲でいう練りものかな?
地方の市場を回ると地元の生活が垣間見れて好きです。
豊洲に来るもの来ないものを理解することで、商品化のアイデアは生まれてきます!