食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。
4月6日(土)今朝の豊洲市場
ミンククジラの畝須
ミンククジラの「畝須(うねす)」が入荷していました。
鯨の下顎から腹にかけてある縦筋の部分です。こうして並ぶと、なんとも不思議なビジュアル。もはやタイヤのようです。
「畝須」を見ると真っ先に思い浮かぶのが、ベーコン。
私たちの身近な「鯨ベーコン」には一般的に大量の化学調味料や着色料が使われているものが多いのですが、この鮮度抜群の生の原料から手作りすれば感動するほどの味わいなんです。
なんていったって、刺身で食べることのできる鮮度!
“食ってみな”と、仲卸がその場でそぎ落としてくれました。
独特の脂と、噛む程に深まる旨味のマッチングには驚きます。
この鮮度で手に入ったら、先ずは刺身で召し上がることをおすすめしますが、次に試したいのが“茹で畝須”
塩漬けを3日間ほどしてから茹でるベーコンとはまた別。(それもそれでやる価値あり!)
そして薄くスライスしてから湯がくようなしゃぶしゃぶともまた別。(それもそれでやる価値あり!)
ポイントはブロックの状態で、茹で豚のように調理することらしいのです。
茹で上がりのブロックを薄くスライスして、酢味噌やわさび醤油、生姜醤油につけて食べると絶品なのだとか。
実はこちら、大先輩に教えていただいた食べ方です。
近日わたし自身も試してみたいと思います!
そうだ。「畝須」は、くじら汁にもおすすめですよ!
滅多に見かけないイカ「ダルマイカ」。高級品です。(もはやイカはどれも高級品か)
ヤリイカとは違った歯ごたえと甘味があり、熱狂的なファンが多いのです。
キタムラサキウニ
数日前から入荷していましたが、なかなかお目にかからなかった「キタムラサキウニ」を発見しました。
まだ、弁当箱は見かけません。
タガのひとり言「しり、いたわる、、?違う違う」
ええと、皆さん瞬時に読めますか?「尻労」
”しつかり”と読みます。
朝、復唱し続けていたのに、午後になってまた忘れていた。