タガの豊洲市場日記:にぎりこ、オオミゾガイ、白石もろきゅうり 他

食文化スタッフの田賀です!毎朝豊洲市場を巡り、日々の発見を書き留めていきます。

目次

    12月1日(金)今朝の豊洲市場

    にぎりこ

    にぎりこ

    幻の数の子と言われた「にぎりこ」が密かに入荷しています。
    普通の数の子は冷凍のニシンから卵を取り出して漂白、塩蔵するのですが、「にぎりこ」は船上で釣り上げたニシンの卵をその場で塩蔵したものになります。とっても希少で、市場にもなかなか出回りません。

    形は悪いですが、凍結も漂白もしていないので卵の張りがよく、卵本来の味わいがあります。
    他の数の子と食べ比べてみるとよくわかりますが、ポリッというより、バリッゴリッといったしっかりした食感なんですよね。

    オオミゾガイ

    オオミゾガイ

    漢字では「大溝貝」と書きます。太ったハーモニカのような形をしており、女性の握りこぶし程度となかなかの大きさです。が、これでも小さい方らしい。
    東北以北アラスカに生息する貝です。
    
    砂かみが多いようで、根気強く砂抜きしないとならないみたい。
    お造りか酒蒸し、炒め物にも向く万能な貝。味はホッキ貝やミル貝に近いようです。

    ハゼ

    ハゼ

    「ハゼ」が入荷しています。
    天ぷらにするとおいしいのですよね。揚げたら塩降ってパクッ、揚げたら塩降ってパクッと、気が付けば減っているってやつです。
    刺身で食べたことは無いのですが、どうやら鯛にも劣らない美味だという記事を見つけました。鮮度があってこそでしょうね!気になります。

    白石もろきゅうり

    白石もろきゅうり

    宮城県でつくられる「白石もろきゅうり」です。長さは10~13㎝くらいでしょうか。可愛らしいですよね。
    柔らかくてそのまま味噌につけても、浅漬けやぬか漬けにしてもおいしいです。ピクルスにしても良いかも!