甘さと酸味のバランス最高！真夏に食べたい山梨県産『サマーエンジェル』

真夏の果実、スモモは今が食べ頃です！

夏真っ盛りの今、店頭には色鮮やかなスモモが並んでいます。
甘酸っぱくてジューシーなスモモは、水洗いして皮のままかぶりついて食べられる手軽さが人気のフルーツです。

「スモモも桃も桃のうち」
という早口言葉を聞いて、スモモは桃の仲間だと思っている方も多いことでしょうが、実は別の種類のフルーツなのです。
スモモは『バラ科サクラ属』で、サクランボの仲間です。

今回ご紹介します、スモモの名産地の山梨県産の『サマーエンジェル』は糖度の高さとジューシーな果汁、食べ応えの良さが人気を集めているスモモの品種です。
7月中旬から8月中旬頃までと出回り時期が短いので、見つけたら味わってみてくださいね。

山梨県のオリジナル品種、サマーエンジェルとは？

サマーエンジェルは、スモモの生産量が全国トップを誇る山梨県のオリジナル品種です。
『ソルダム』『貴陽』などの多くの品種を送りだしている県が、生み出しました。
1991年（平成3年）に、山梨市内の山梨県果樹試験場にて、『ソルダム』に『ケルシー』を交雑させて育成し、誕生しました。
2005年（平成17年）に品種登録され、山梨県内の農家で普及が進められています。

サマーエンジェルの生産地の80％以上が山梨県で、長野県の一部でも栽培されています。
比較的新しい品種のサマーエンジェルは、大ぶりの果実と糖度の高い果肉、鮮やかな紅色の表皮と黄色の果肉が目を引く、その名の通り夏がお似合いのスモモです。

他のスモモ同様、表皮には酸味がありますが、酸味が気になる方は皮をむいて食べれば果肉の甘みの強さにきっと驚くはずです！
スモモは酸っぱいから苦手だと感じている方は、この夏、サマーエンジェルを試してみればスモモへのイメージが変わることでしょう。

サマーエンジェルを手にとってみました。

今回入手したサマーエンジェルは、大ぶりで重みがあり、しっかりと果肉が詰まっている感触でした。
表皮はピンクがかった鮮やかな紅色のものや、少し黄色がまだらに入ったものがありました。
夏のフルーツ！という感じの、華やかな色合いですね。

サマーエンジェルを食べてみました。

パッケージに複数個入っていたサマーエンジェルのうち、まずは1つを購入直後の新鮮な状態で食べてみました。
果肉は甘さより、酸味が勝っていました。表皮にも酸味が含まれているので、皮ごと食べると酸っぱさが際立ちます。
酸っぱいフルーツがお好きな方は、美味しく感じられることでしょう。