盛岡三大麺だけじゃない、岩手が誇る“もうひとつの麺「吉田製麵」の卵めん

こんにちは。社長室兼システム部の山城です。姉妹サイトのうまいもんドットコムの加盟店である吉田製麵さんから、新商品撮影用に、サンプルをいただいたので試食してみました。

吉田製麺は岩手県江刺市にある「卵めん」のお店です。食文化創業当時、萩原をはじめとする初期メンバーが全国の老舗や名店に出店のお願いをお手紙で送ったところ、最初にお返事をくださったのが吉田製麺様でした。以来25年にわたりお付き合いを続けていただいています。当時の代表は2代目の吉田毅さんでしたが、現在は3代目の吉田毅一さんが後を継がれています。

吉田製麺の卵めんは、小麦粉・食塩水・卵のみで作られており、保存料などの添加物は一切使用していません。製麺工程は手作業と機械作業が半々で行われ、長さ約4メートルの麺を竹ざおに掛け、風通しの良い乾燥室で丁寧に自然乾燥させるのが特徴です。

卵めんの由来

今から300年前、遠く長崎からキリシタン信者 松屋十蔵が岩手を訪れ、交易地として栄えた舟と蔵の町・江刺岩谷堂を永住の地と定めました。
十蔵はオランダ人から伝授された、鶏卵をふんだんに使った「蘭麺」を伝え、売りだしました。
明治の元老・板垣退助翁が来県、賞味の際「卵めん」と命名し、今に至ります。
素麺のように細く、しなやかでしゃきしゃきとした食感は受けつがれ、これがいまの「卵めん」(らんめん)のはじまりと伝えられています。

吉田製麵ホームページより

今回試してみたのは卵めんと卵うどん。

この日は長女と次女と私の3人だけの休日ランチ。つゆは昆布と鰹節でとり、冷やしておきました。

まずは卵うどん。表記通り10分をたっぷりのお湯でゆで、水道水でしっかりもみ洗いをしっかりします。夏場の水道水はぬるいのでペットボトルに水を入れて冷やして、最後にその水でしっかりしめます。子供たちはうどんが食べたいとのことで、私は味見程度に。しっかりこしがあり、オーソドックスな味でした。普通においしい。薬味はねぎ、オクラ、うめぼし、しそです。

本命の卵めんは素麺よりちょっと太め。茹で時間が4分なのでちょっと長すぎるのでは!?と思いましたがちょどよく、それでもこしが結構しっかりありシャキシャキしました。そして、見た目は素麺よりもだいぶ黄色くて面白い!これは素麺とも冷むぎとも違う麵です。

3人に対して4人前をゆでたので卵めんがあまり、それは夕飯にあんかけ焼きそば風にしました。これが段違いにおいしかったです。素麺でこれをやると麺がべちょべちょになりがちなのですが、全くそんなことはなくカリカリに仕上がり、一瞬でなくなりました。吉田製麵さんのHPを見ると、パスタ水炊きにもおすすめとのことでしたので、アレンジレシピももっと探れそうです。

セット商品もあるのでギフトにもおすすめです。