【豊岡加奈子の野菜ノート】いろいろな菜花を食べ比べてみました。

こんにちは。
野菜ソムリエの森加奈子です。

だんだんと暖かくなってきましたね(*’▽’)?
春野菜もいろいろスーパーに並び、売り場が華やかになってきました!

この時期の野菜たちは、エネルギッシュで好きです♪
春野菜の中で私が好きな野菜のひとつ【菜花】について今回はご紹介をします。

「菜花」とは「アブラナ科植物の若芽の総称」で、本来アブラナ科の野菜はすべて菜花になります。
みなさん、ご存知でしたか?私は野菜ソムリエになってから初めて知りました。

アブラナ科の野菜は、たっくさんあります。
キャベツ、カブ、白菜、小松菜、チンゲン菜、大根などなど…
これらの野菜は冬を越し、春になるととう立ちして花を咲かせます。

アブラナ科のすべての野菜が菜花になるってことです。
ちなみに、スーパーなどでお見掛けする「菜の花」は、実は菜の花用として品種改良された野菜です。

今回は、10種類を菜花そろえてみました!

野菜は眺めるのも好きなので、並べて少し見とれました❤(*´ー`*)

それぞれ茹でてみました。味の違いについてまとめます。

キャベツの菜花

菜花からもしっかりキャベツ特有の、噛むと味わえる甘味を感じる。
葉はしっかりとした厚みがあり、少しくるっと丸みをおびている。

小松菜の菜花

紫小松菜の菜花

どちらも、小松菜らしいえぐみがほのかにあり、苦味は控えめ。葉は小松菜。笑
※紫小松菜菜花の紫色はアントシアニン。水溶性のため、茹でると色が抜けてしまう。
酢水で茹でるか、炒め食べると色が抜けにくい。

赤かぶの菜花

聖護院かぶの菜花

葉や茎もしっかり かぶの味と香りで、菜花らしい苦みもある。
葉も花芽もしっかりとしている。

山東菜の菜花

香りがよくスッキリとした味わい。
えぐみや苦味も一切なく食べやすい。

ルッコラの菜花

ルッコラ特有の辛味があり、菜花らしい苦味もある。クセになる香り。

紅菜苔(紅菜花)

生で食べられる菜花
茹でると少しぬめりがあり、
紫小松菜菜花同様、茹でると緑色になる。
シャキシャキっと歯触りがよい。

アスパラ菜(オータムポエム)

その名の通りアスパラのような味とシャキシャキとした食感。
茎部分は他の菜花に比べて細くしっかりとしている。

チーマ・デ・ラーパ

イタリア菜花。しっかりとした苦味があり、葉も花芽もしっかりとしている。

菜花とひとくくりに言っても、どの野菜の菜花かによって、味も異なるので料理法や合わせ食材を変えると面白いと感じました。マルシェや直売所に行くと珍しい菜花に出会えるかもしれません(*^^*)

次回はそれぞれ特徴を生かした食べ方を紹介します。

野菜・果物の力をかりて今日も元気に♪心を豊かにお過ごしください(*’▽’)ノ