【実食】昔懐かしい素朴な味わい、ついつい手が止まらない!アンテナショップで見つけたかりんとう5選

どうしてこんなに美味しいの?ついつい食べちゃう、かりんとう


こんにちは、築地市場ドットコムのTwitterの中の人です。
アンテナショップ巡りが好きでお休みの日にはあちこち覗いているのですが、ふと気づいてしまいました。かりんとうはどこの都道府県のアンテナショップへ行っても必ず置いてあるという事に…!地域によって多少の違いはあるものの、基本的には小麦粉・砂糖・水・塩があれば作れるお菓子ですので、全国どこにあってもおかしくはないのかも知れませんね。そこで今回は全国のかりんとうを食べ比べしてみる事に決定です!せっかくなので、ご当地色のあるちょっと変わったかりんとうを中心に集めてみましたよ~。

 

【三重県】伊勢志摩かりんとー あおさ


日本橋にある三重県のアンテナショップ、三重テラスです。中の人は初めて行きました。日本橋のこの界隈、アンテナショップが集中していたのでお買い物がはかどりました。


三重県とかりんとう、最初はイメージが結びつきませんでしたがちゃんとありました!伊勢志摩かりんとーという、三重県の特産品を使用したかりんとうのシリーズより、伊勢志摩かりんとー あおさ(450円)。


なぜ、あおさ…?と思われる方もいるかも知れませんが、実は三重県はあおさの生産量が全国1位なんです!全国で生産されているあおさのりの約6割を占めています。リアス式海岸・清流の河川・黒潮と、あおさのりが好む条件を全て兼ね備えているからなんだそう。では早速、実食!

中の人:甘じょっぱいですね。単純に、こういう味は好きです。
Mちゃん:ごぼうみたいな、野菜のような味がしますね。
Rちゃん:あおさのりの風味がとてもきいていますね。なんとなく、体によさそう(笑)


中の人:コレ何かの味に似ているような気が…そうだ!スナック菓子ののりしお味。あれの、ちょっとしょっぱくない版みたいな。
Mちゃん:そう言えば似てますね。だから食べやすいのかも。つい、パクパクと食べちゃいます。
ねぎ部長:コレ好き。この甘じょっぱい感じがたまらない。
Rちゃん:若い方にもスナック感覚で人気が出そうですよね。


ちなみに、アンテナショップの店内にはあおさのりを使った商品が他にもズラリと並んでいましたよ。最近では健康情報番組でも取り上げられ、グッと知名度があがったあおさのりです。かりんとうなどのお菓子であればどなたでも取り入れやすいかも知れないですね。

甘さ ★★☆☆☆
カリカリ度 ★★★☆☆
ご当地色 ★★★★☆

 

【秋田県】落葉かりんとう


いつもお世話になっています、有楽町駅前のビルに入っている秋田ふるさと館。ここ、スゴイ!都内のアンテナショップの中では群を抜いてかりんとうの種類が豊富でした。


沢山あってどれにしようか悩みましたが、他にあまり見ない形をしているな~という事で今回はこちらの落葉かりんとう(378円)をセレクトしてみました。商品名の由来は、かりんとうにひねりを加えて、まるで木の葉が地面に舞い落ちたところをあらわしているこの形によるそうです。


中の人:秋田県のかりんとうです。同じ形で黒糖味もありましたが、定番品を選んでみました。見た目もそうですが、食感もなんだか落ち葉のようです。
ねぎ部長:何ソレ(笑)、落ち葉のような食感…?
Mちゃん:あああ、でもわかります。なんか、中に空気を含んでいるというか、おせんべいみたいなパリッとした食感なんですね、これ。意外。
中の人:今、思いっきり噛もうとしましたね?(笑)
Mちゃん:大きいし太いので、すっごい硬いのかと思って気合を入れて噛もうとしたら拍子抜けしました(笑)


ねぎ部長:なんというか…今、個人的に自分の食生活で避けている食材が全部詰まってますね(笑)
Rちゃん:いわゆる糖質ですね~。
中の人:昔は今ほど、食材が豊富ではなかったから手に入るもので作ったお菓子がかりんとうだった、という事なのかも知れません。
ねぎ部長:そう言われると歴史を感じるよねえ。


Rちゃん:美味しいけど、ちょっと女性の目線で言うと食べにくいかな。でも素朴な味わいで、ついつい食べたくなる味だと思います。
ねぎ部長:そうそう、意外と見た目ほど甘すぎなくって、ずっと食べてたい味だと思いますね。
Mちゃん:甘さ控えめでよい感じです。

甘さ ★☆☆☆☆
カリカリ度 ★★★☆☆
ご当地色 ★★★☆☆

 

【青森県】縄かりん糖


全国の美味しいものが集まっている、むらからまちから館さんにもいつもお世話になっております。有楽町の駅前なので便利です。


青森県出身のスタッフに「こういうかりんとうがあるんですよ」と教えて貰い探しに行ったら見つけました。縄かりん糖(400円)。もうね、縄。形が縄なのです。


袋から出してみると、こんな風に縄がねじれているような不思議な形をしています。

中の人:これ青森県では割と普通なんですか?
Rちゃん:子供の頃、気づけば食べてたっけなあ、という感じなので縄の形が不思議とか珍しいとか考えた事がなかったですね。
ねぎ部長:他のかりんとうよりもなんだか濃い茶色をしていますね。
Mちゃん:なんとなく香ばしい気がするんですけど、材料の違いなのか製法の違いなのか気になりますね~。


中の人:他のかりんとうと材料に大きく違いは無いのですが、マーガリンが入ってますね。
Rちゃん:だからかな?黒糖が入ってないのに、黒糖っぽいような香ばしい感じがしますね。はー、懐かしい!
中の人:まだ全種類食べてませんけども、今回の5種類のかりんとうの中ではこれが一番美味しいかも知れない。
ねぎ部長:めちゃくちゃ硬いけどね…!


甘さ ★★☆☆☆
カリカリ度 ★★★★★
ご当地色 ★★★☆☆

 

【長崎県】麻花兒(マファール)


日本橋にある長崎県のアンテナショップ、日本橋 長崎館です。店頭にはカステラが沢山並んでいましたが、かりんとうも見つける事が出来ました。


かりんとうの部類に入るのかどうか難しいところではありますが…材料や製法がほぼ同じなので仲間に入れさせて下さいね。麻花兒(7本入り 540円)。


中の人:長崎土産としておなじみのマファールです。めちゃくちゃ硬いので食べる時、気を付けて下さい。ウッカリしてると歯が折れます。
ねぎ部長:青森県で食べた記憶があるなあ、と思ってたのはさっきの縄かりん糖だったんだな。なんか、似てますね。不思議。
中の人:これは昔、中国から伝わって来たお菓子のようで港があるから長崎県の中華街で広まったそうです。たまに横浜の中華街でも見かけますね。
Rちゃん:ほんと、縄かりん糖に似てますねえ。でもこっちのほうが硬いかな。味は薄目で小麦粉の味がします。


中の人:この形がなんか可愛いくないですか?よりより、って感じ。商品名として実際に「よりより」というかりんとうもあるみたいですよ。
Mちゃん:ほのか~に小麦粉の甘い味がしますね。パンをずっと噛み続けた時に感じる甘さに似ています。
ねぎ部長:素朴を通り越してなんだか原始的な味ですね。歴史を感じる。
Yちゃん:こんなに硬いのに不思議と口の中の水分は持っていかれないんですね~。


中の人:このまま食べても飽きないんですけど、何かつけて食べても美味しいかも知れませんね。
Yちゃん:シナモンとかつけて食べたいかも!

甘さ ★☆☆☆☆
カリカリ度 ★★★★★
ご当地色 ★★★☆☆

 

【徳島県】そば粉かりんとう


徳島県のアンテナショップ、徳島・香川トモニ市場。店頭には新鮮な野菜、あとはうどん等が沢山並んでいるアンテナショップですので、かりんとうはないだろうな~と思いましたがありました。


そば粉かりんとう(108円)。え、うどんじゃなくて???と思いましたが、小麦粉を使っているからその部分がうどんのようなものですね。写真で見るとわかると思いますが、茶色と白色の部分にわかれています。うどんの部分とそばの部分のようです。自家製の糖蜜も使用してるんですって!


中の人:そば粉の生地で小麦粉の生地(うどんのような部分)をサンドしているという、なかなかハイブリッドなかりんとうです。どうぞ。
ねぎ部長:おっ!なんだかスナック菓子っぽーい。かりんとうじゃないみたいで美味しい~。
Rちゃん:コレ美味しい。今回食べたかりんとうの中では一番好きかも。そば粉の風味がきいている気がします。
Mちゃん:そばがきみたいですよね!


Mちゃん:かりんとうっぽくない、パイ生地みたいなふわふわ軽い食感がこのかりんとうの特徴なのかなあ、と思いました。
中の人:糖蜜はかかってますが、そば粉の風味が強いからなのか甘い感じがしないですよね。
ねぎ部長:コレ普通にパクパク食べちゃうよね。


Rちゃん:いかにもかりんとう、みたいな硬い食感ではないところが良いんだと思います。食べやすいと、ついつい食べちゃいますもんね。
中の人:そば粉って最初は渋いなあってイメージがありましたが、食べてみると意外とイマドキ風のかりんとうでしたね。

甘さ ★★☆☆☆
カリカリ度 ★★☆☆☆
ご当地色 ★★★☆☆

 

ご当地かりんとうのまとめ

今回、食べ比べをする為にかりんとうを5種類だけ選ばなくてはいけなかったのですが、とってもとっても迷いました…!アンテナショップ、どこへ行っても必ず置いてあったので、とても5種類には絞り切れなかったのです。その中から、ご当地色溢れるちょっと変わった味や形のかりんとうを選んでみたのですが、その土地の出身の方にとってはもしかして懐かしい商品も含まれているかも知れませんね。
思えば、子供の頃はかりんとうってそんなに食べた記憶がありません。おばあちゃんが食べるお菓子というイメージが強く、実際、おばあちゃんの家に遊びに行くとおやつで食べさせて貰った思い出が強く残っています。お砂糖や黒糖を使った甘い味わいという印象しかありませんでしたが、今は様々な味、そして食感のかりんとうが登場しているようです。どこか懐かしく、でも新しい、そんなかりんとうを是非お試しください。