未来価値創造室の田中です。未来価値創造室では多岐にわたる事業のトライを繰り返し模索し、食文化の未来価値に繋がる活動を行っています。
今回は地域課題と農業、食を結び付けて小中学生が六次化に取り組んだ商品の販売を豊洲市場ドットコムで行うことにしたのですが、実際に商品を作ったこどもたちに実際に豊洲の千客万来で販売会を実施してもらい、沢山の観光客にPRすることにしました。
ジュニアビレッジ横須賀とジュニアビレッジ横浜の皆さんです。学年や学校もそれぞれで小学校から中学生のこどもたちが在籍して活動をしています。
この日は13名で1時間3名程度のシフトを組んで販売会をすることにしました。
紫にんじんの栽培から商品開発まですべて子供たちがつくりました!
「横須賀の農業を観光資源へ」というテーマのもと、横須賀の農家が栽培に力を入れているカラフル野菜を広める活動として、地元の農家さんに協力を仰ぎながら、こどもたちで紫人参を栽培し商品化・販売までを一貫して活動しています。
年間270キロのフードロスにも貢献します
横浜市内の生産者が育てた規格外の甘いフルーツミニトマトで商品開発をしました。
横浜ジュニアビレッジでは地域性に特化した「地産地消ビジネス」を生み出し、こどもたちと地域が連携して横浜の魅力を発信することを目的に活動しています。 横浜市内で地産地消を推進する飲食店と連携し、レシピ開発などにも挑戦しつつ、横浜の地産地消を盛り上げる取り組みをしています。
行き交うたくさんのお客様に大きな声でPRをしながら販売していました。
「私たちがつくった商品です」と説明を加えながら試食を出すと興味津々のお客様。子供たちと会話をしながら商品を手に取ってくれます。子供たちも笑顔で接客を頑張ります。
外国人のお客様も多数いらっしゃいました
もちろん、観光地なので様々な国のお客様もいらっしゃいました。片言の英語ながらも伝えようとする気持ちで頑張っていました。なかなか苦戦したのは中国圏などのお客様で、「なんて言ったらいいか分からない」と言いながらも試行錯誤頑張っていました。
空き時間では豊洲市場内の見学へ
空き時間を利用して豊洲市場内を見学して歩きました。特に横須賀チームは中学生が多かったので興味津々!ターレーやフォークリフトを眺めながら、エレベーター式の冷蔵庫から商品が搬出・搬入されているのには興奮していました。また、当社の出荷場に行き、実際にお客様の手元に届く直前の作業や、オフィスの雰囲気も見てもらいました。
暑い中本当にお疲れ様でした。
みんな本当によく頑張っていました!販売会に立つと、遊びに行きたーい、美味しいもの食べたーいとさっきまでこどもの顔を見せていた子も、シャキッと一生懸命売る姿を見て、活動を通して成長しているのだなと感じました。
ジュニアビレッジを運営しているのは、次世代を育成するグローカルデザインスクールです。
グローカルデザインスクールは、小中学生たちが主役の疑似会社「ジュニアビレッジ」を企画運営しています。ジュニアビレッジの活動でこどもたちは、地域資源を微生物の力で発酵させて完熟堆肥をつくる土づくりから始め、遊休地を使って農作物を栽培し、地域の農業生産者と協力して特産品開発に挑戦。地域課題を農業ビジネスで解決する活動を教育も交えながら取り組んでおり、こどもたちと地域が連携して地元の魅力も発信しています。
活動拠点は、神奈川県の横浜市や横須賀市をはじめ、静岡県の浜松市・菊川市、大阪府和泉市など全国に展開を広げています。
商品の売上の一部は教育事業に再投資され、子ども達の会社経営の運転資金に充当されます。グローカルデザインスクールは商品の売上を教育事業に再投資する循環型の地域次世代育成エコシステムを構築し、ローカルで活動しながら、グローバルに活躍できる人財育成に取り組んでいます。